担々麺と麻辣麺の違いとは?
最近、担々麵にハマっている杉山です。
中華料理屋に行くと担々麵の他に麻辣麺というメニューもあり、写真もほぼ変わらず、味も一緒?
なにが違うのか、そんな悩みをもった今日この頃でした。
今回はそんな良く違いの分からない『担々麵』と『麻辣麺』の違いを探っていきます。
担々麺と麻辣麺の違いとは?
担々麺
担々麺と麻辣麺は、両方とも辛いスパイシーな麺料理ですが、材料や味わいが異なります。
両方とも、中国の四川省を発祥とする辛い麺料理です。
担々麺は、豆鼓ペーストをベースにしたゴマダレに麺を絡め、キュウリやネギ、肉類などが具材として使われます。
麻辣麺
一方、麻辣麺は、豆板醤や花椒などのスパイスを使った醤油ベースのスープに麺と具材を入れます。
担々麺のダレは、白ごまを多く使用しており、後味がすっきりとしています。
一方、麻辣麺のスープは、麻と辣の刺激が強く、口当たりは辛さが強く、ぴりっとした味わいが特徴です。
担々麺と麻辣麺の発祥と歴史的背景
担々麺
担々麺と麻辣麺は、中国の四川省を発祥とする麺料理ですが、発祥時期や歴史的背景に微妙な違いがあります。
担々麺は、元々は四川省南部の渝中区や重慶市で発祥し、清代に庶民の間で広く食べられるようになりました。
当時は、豆鼓ペーストをベースにしたゴマダレに麺を絡めた料理が主流でした。
また、担々麺の名前は四川省の自貢という都市に住んでいた陳包包というニックネームの人物が考案したものだと伝えられています。
麻辣麺
一方、麻辣麺は、四川省北部の重慶市や成都市で発祥し、豆板醤や花椒、唐辛子などのスパイスを使用した醤油ベースのスープに麺と具材を入れた料理です。
麻辣麺の名前は、中国語で「麻辣」という言葉が「麻と辛い」という意味を持つことから付けられました。
両料理とも、元々は庶民の食べ物であったため、簡単な材料で手軽に作れるように考案されました。
また、四川省は辛味料が多く使われることで有名で、辛い食べ物が好まれる地域であることも、両料理が発祥した背景として挙げられます。
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