新米と呼ばれるのはいつからいつまで?
秋になると「新米」という表示をよく見ますよね。
新米とはその年に収穫されたお米のことを指します。
ただいつまでのお米を「新米」というか、なかなか知らない方も多いのではないでしょうか?
今回は新米と呼ばれるのはいつからいつまで?なのかをご説明していこうと思います。
新米と呼ばれるのはいつからいつまで?
いつまで「新米」と表示していいの?
食品表示法の食品表示基準によると、秋に収穫してその年の12月31日までに精米され、包装されたお米が新米とされています。
精米された日が基準になりますので、2023年の年明けでも新米としての表示で売ることはあるでしょう。
お米の収穫は基本的に年1回なので、2023年の1月1日以降に精米・包装されたお米も新米と同じ2022年に収穫されたものです。
あくまでこれは表示上のルールとして設けられているものです。
新米が流通し始める時期は?
各地の新米が店頭に流通し始める時期は、気候にもよりますが、早いものでおおよそ次のようになります。
- 7月頃:沖縄と九州の一部
- 8月頃:九州から近畿、東海、北陸
- 9月頃:関東から東北、北海道
お米の品種によっても収穫時期は異なり、8月から10月にわたります。そのため、店頭に並ぶのも11月からという品種も。
また、自然乾燥など、収穫後の工程に手間をかけているとそれだけ出荷時期が遅くなります。
地域や品種、工程でそれぞれ違う新米の出荷時期。では、どうやって新米を見極めればよいのでしょうか。
お米のパッケージには「産年」と「精米日」の表示をしなければなりません。
この「産年」をみればいつ収穫されたお米かが判断できます。たとえば、令和5年産であれば、2023年に収穫されたお米ということがわかります。
また、「精米日」もあわせて確認しましょう。精米日が新しいもののほうがおいしいとされます。
新米のベストな保管方法は?
炊き方も大事な新米ですが、それと合わせて気を付けたいのが新米の保管方法。
お米も鮮度が大事になってきます。
精米しておいしく食べられる期間の目安は、7月から9月くらいの暑い時期は2週間程度、10月から3月の冬で約1カ月程度とされています。
入手する量を調整しながら、早めに食べきることがおいしく食べるための必須条件です。
<最適な保存場所は?>
最適な保管場所は、冷蔵庫の野菜室です。
精米後、お米は時間が経てば表面の脂肪が酸化し、味が落ちるとされています。
しかし、15度以下にするとそれを防げ、害虫も出ません。
JAなどの低温倉庫もこの温度に設定されています。
家であれば、野菜室がベストスポットといえます。
保存温度は低いほどよく、スペースさえあれば冷凍庫でも。
解凍は必要ないのでそのまま研いで、炊くことができます。
<おすすめの保存容器は?>
市販されている米びつでももちろん問題ないのですが、米びつはサイズも大きいものが多く、冷蔵庫の中がいっぱいで保管スペースがない場合はもちろんあるでしょう。
そんな時に役立つのはペットボトル。
ペットボトルなら、湿気や匂いとも無縁な密封状態を保てますし、立てても寝かせてもしまっておけます。
注意することはペットボトルの選び方。
匂いの強いジュースなどが入っていたペットボトルは使用を避けた方が無難です。
また、洗浄したペットボトルはしっかりと乾燥したものを使用して下さい。
湿気が残る容器での保管はカビの原因やお米の劣化に繋がりますので注意して下さい。
まとめ
期間限定でしか味わえない新米。
量を良く選んで2021年の新米を美味しく召し上がりましょう!
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 CS・テクニカルチーム 課長/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。