あらゆる人間関係を良好に。「フォロワーシップ」のスキルとは?

あらゆる人間関係を良好に。「フォロワーシップ」のスキルとは?

フォロワーシップという言葉は、今から30年ほど前の1992年にアメリカのロバート・ケリー教授の著書で提唱されたのが始まりです。


人手不足による管理職の負担増加やビジネス環境の移り変わりのスピード等、ここ数十年の社会情勢の変化に伴い、重要視されるようになったビジネススキルです。


今回はそんな「フォロワーシップ」というビジネススキルについてご紹介していきます!






「フォロワーシップ」とは?

チームやプロジェクトでリーダーをサポートしながら主体的に行動する力の事です。


自分の置かれたポジションだからこそできることを主体的に実行していくことを指します。


昨今の調査では、組織が出す結果の「リーダー」が及ぼす影響力は10%~20%程度なのに対し、「メンバー」が及ぼす影響力は80%~90%にのぼることが分かっており、組織で成果を最大化させるにはメンバーのフォロワーシップが欠かせないと言われています。


「フォロワーシップ」にはどんなスキルが必要?

フォロワーシップをビジネスシーンで発揮する際に必要なスキルを5つにまとめてみました。

①自分にできる業務を積極的に引き受ける

指示を待つだけでなく、自発的に仕事や課題を見つけて取り組む姿勢が大切です。


自ら進んで業務に取り組む姿勢は、周囲からの信頼を得やすく、自身の成長にも繋がります。

②積極的なコミュニケーションを促進する

チームミーティング1on1ミーティングを実施し、自分の考えや意見を共有し、他のメンバーの意見に耳を傾けることで、互いの理解を深め、信頼関係を築くことができます。

③自分の意見を持ち、現状を踏まえた上で建設的に提案する

自分の意見と他人の意見に相違がある場合でも、しっかり議論をし、妥協点を見つけ建設的な解決策を提示する事ができる。

④全体への貢献を考える

自分の利益や業績だけではなく、組織や周囲のメンバーの利益を客観的に考えて行動できる客観性や視野の広さ。

⑤失敗や反省点にとらわれ過ぎず、未来思考で物事を考える

失敗を「過去の結果」として冷静に振り返り、これは成長のためのステップ」と捉え、そこから学べることを見出だし、これから達成したいことに集中できる事。


プライベートな場に「フォロワーシップ」を落とし込んで考えてみると。。

「フォロワーシップ」のスキルはビジネスシーンのみならず、日常生活においても使える場面がたくさんあります。

  • ・家事や育児、積極的に自分にできる事をやる。
  • ・家族旅行、友達との食事会、趣味のメンバーとのイベント等を率先して企画、参加、サポートする。
  • ・家族、友達にこまめ(適度)に連絡を取る。
  • ・家族、友達と意見が食い違っても、自分の意見を主張しつつ話し合いを重ね、諦めずに妥協点を見つけまとめる。
  • ・私利私欲を優先しすぎず、家族や友達に良い物をシェアし一緒に高めていく人間力を持つ。
  • ・過去の出来事や昔の相手の言動を引きずり過ぎず、将来的に良好な関係性を築いていくためにできる事をする。

以上のような事になるかと思います。



当たり前のようですが、上記のような事を念頭において日々を過ごしてみると、人間関係や組織活動がより円滑で豊かなものになるかもしれません。






can-doll/株式会社キャンドール

◆can-doll/株式会社キャンドール:https://can-doll.co.jp/

この記事を書いた人

長谷部 麻実

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 / デザイナー兼コーダー』しじゅうの手習でWEB制作の道を歩み始めたデザイナー兼コーダーです。普段は海を泳いだり、自転車漕いだり、川沿い走ったりしてます。WEBサイトのコンバージョンアップも、スポーツのベスト更新も、突然空から降ってくる事はまずありません(降ってきて欲しいけど(*_*))何事も愛情を持って続ける事をモットーに頑張ります!

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