蕎麦の旬は秋!?新そばをご紹介!

こんにちは!気付けば11月、年末も近くなり朝晩はグッと冷え込むようになりましたね。
しかし、まだまだ食欲の秋は続行中!今回は“秋の新そば”をご紹介します。
蕎麦の旬は秋!?
暑い夏にパッと食べられることで人気な蕎麦ですが、実はそばの実が収穫されるのはお米と同じ秋だそうです。
6~8月に収穫される「夏そば」と9~11月に収穫される「秋そば」があるようですが、秋に収穫したそばに限定して”新そば”と呼んでいるお蕎麦屋さんが都内周辺では多く見られます。
全国で収穫される蕎麦の半分以上を生産する北海道では年に一作のみで夏そばと秋そばの区別がないそうです。そのため収穫されてから提供される秋そばを”新そば”と呼ぶお蕎麦屋さんが多いのかもしれませんね。
新そばの違いとは?

先述の通り、そばの実は秋に1年分を収穫し、それを製粉所やお蕎麦屋さんが保管して流通させています。
昔の保管設備では取れたばかりのそばの実と長く保管されていたそばの実にかなり違いがあったようで、淡い緑色のきれいなそばの実=新そばとして認識されていました。採れたてのため、豊かな風味が特徴です。 この緑色は時間の経過により徐々に失われ、赤茶けた色に劣化していきます。
現在では保存設備も進化し、風味を出来る限り損なわないよう保管されていますが、採れたての緑色のそばの実を使用したお蕎麦が食べられるのは新そばならではです。
新そばの美味しい食べ方は?

盛りそばやざるそばなど、そばとつゆだけでシンプルに楽しむのがおすすめです。
それにより、新そばの豊かな風味や香りを感じられます。
反対にあまりおすすめできないのはかけそば。
提供時に元からつゆに入っていることで、蕎麦本来の風味や香りがおだしや調味料に邪魔されてしまいます。
それでも最近は寒いし冷たい蕎麦は嫌!そんな方は温かい蕎麦とつゆで提供される”熱盛り”がおすすめです。
盛りそばのあるお蕎麦屋さんであれば熱盛りに変更できるところが大半だと思うので、一度店員さんに尋ねてみてください♪
幼少期からお蕎麦屋さんでずっと盛りそばを注文している蕎麦好きの私は、寒い季節はもっぱら熱盛りを注文します^^
新そばを食べよう!

収穫されたそばの実は実のまま、もしくは製粉されてからお蕎麦屋さんに流通されます。
蕎麦には体内での消化を促進させる酵素を多く含んでおり、たんぱく質や脂肪を分解して消化を助けてくれますが、この酵素が多く含まれていることにより、そば粉にしてしまうと保存がとても難しく蕎麦の品質に大きく関わります。
本記事では製粉からお店で行っているお蕎麦屋さんをご紹介します!
JR阿佐ヶ谷駅北口から徒歩3分にあるご夫婦お二人でやられているお蕎麦屋さんです。
メインのお蕎麦は店内にある石臼で製粉され、朝とお昼に打ったお蕎麦が無くなり次第終了と”その日の打ち立て”が堪能できます。夜は「そば呑み」を楽しめるお店になり、おいしいお料理とお酒を楽しみながら締めで一人一枚、お蕎麦をいただきます。

実は「そば呑み」はお酒を嗜まれる方にとって、とても健康的な楽しみ方なのです。
そばに含まれるコリンという成分が肝臓を保護して肝臓に脂肪が溜まるのを防ぐはたらきで、脂肪肝・肝硬変の予防に効果があると言われています。また、尿中に食塩の排出を促進するはたらきにより、高血圧の予防にも効果があるそうです。
昔の人がお酒を飲んだ後にそばを食べていたという文化は、理にかなっていたということですね。
街中で「新そば」の文字を見かけた際は、是非今だけのお蕎麦を味わってみてはいかがでしょうか?
