ひとり暮らしの包丁選び。「三徳」だけじゃない、あると嬉しい包丁を3種厳選!
ひとり暮らしで自炊を始めるとき、当然必要になるのが包丁です。
一番有名な家庭用包丁と言えば、肉・魚・野菜なんでも切れるという万能さから名前がついた「三徳包丁」。
でも実際に料理をしていくと、意外と切りづらくて不便な事も多いです。
そんな困ったアナタにおすすめの、あると嬉しい包丁を選りすぐって3つご紹介します!
・出刃包丁
家庭用の三徳包丁で出来ない(やりづらい)ことの第一位が肉・魚の骨など硬いものを断ち切る事です。
この後紹介する包丁は、技術でカバーできたり、無くても何とかなったりしますが、これに関しては包丁の使い方以前の問題で物理的に難しくなるからです。
家庭用の三徳包丁で無理やりやると刃こぼれの危険もあります。
出刃包丁はサイズが大きめで刃もしっかりしているので、硬いものにも負けずに持っておくと楽です。
包丁にとって一番の役目は「切る」ことですから、困ったら頼れる、一番切れる包丁を持っておきましょう!
・ペティナイフ
三徳包丁でやりづらいことの第2位は小さいものを切る作業です。
三徳包丁は一般的なまな板の短辺の長さに合わせて、刃渡りはだいたい18cm前後で出来ています。
万能性には優れていますが、小さい操作は苦手。刃の厚みもあるので皮むきなどにも向いていません。
プロの料理人だと一度に広い面積を向けるので大きい包丁を使ったりもしますが、家庭用であれば操作性の方が大事ですから、是非持っておきたい一本です。
あとはケーキを切ったりするとき。
例えばひとり暮らしの家に友人や同僚を迎えたとき差し入れで持ってきてくれました。
・・・出来たら綺麗に切りたい!
そんな時に薄刃で小ぶりのペティナイフなら綺麗にシェアできます!
インスタにUPする写真対策(?)にもあるといいかもしれないですね!
・柳刃包丁
3本目は、あったらより自炊生活が豊かになる包丁です。それが柳葉包丁。
用途は刺身を切るのに特化した包丁です。薄刃で刃から背までも短いので、生魚の身を潰さず綺麗に切ることが出来ます。
あまり家でお刺身を食べない人には馴染みがないですが、実は最近ひとり暮らしの自炊生活で注目されています。というのも
・円安と飼料代高騰で前より精肉の価格が上がっていること
・高たんぱくで低脂質な魚肉を簡単に食べられる
という理由からです。
刺し盛りの状態だと手軽ですが、量に比べて値段も高いので手が出しづらい。
なので、家でご飯を炊いておいて、好きなお刺身の「柵(さく:一切れずつになる前の棒状の切り身)」を買ってきましょう。
柳葉包丁で切ったら、皿に盛り付けるも良し、どんぶりにするも良し。
もちろん、土日に一尾まるまる買ってくるのもいいですね!出刃包丁で捌いて、半身は焼き、半身は柵にして刺身に・・・。
ここまで来たらもうあなたは立派な自炊マスターです!
・キッチンバサミ
包丁ではないので数には数えなかったですが、絶対持っておきたいのがキッチンバサミ!
薄いものを切る時、何回も切る時、凄く重宝します。
朝のお味噌汁に入れる葉物のカット、本格的な肉料理を作る時の筋切り、友人と休日に食べるピザのカットなど、何でも使えます。
高いものでもないので、衛生面のことを考えて2本持っておくと便利です。
最後に
いかがでしたか。
包丁一つ変わるだけでも、自炊のモチベーションになります。
もちろん一本目は三徳包丁がベストですが、料理をしていくと実際やりづらい事も多いです。
皆さんの包丁選びの参考になれば幸いです!