意外と身近な日本の伝統芸能
東京オリンピック開催まであと2ヶ月を切りました。
開催するのかしないのかなかなかはっきり決まりませんが…
(個人的には無観客テレビ放送でパーっとやってくれないかなーと思います。)
さてさて、注目される開会式ですが
日本の伝統芸能が取り入れられるということなので、
今回は日本の 伝統芸能について調べてみました。
芸能とは
人の動きによって生み出される表現や、修行や稽古を重ねて身につけた、あらゆる技能のことを「芸能」といいます。(ちなみに漆器や織物、華道、香道や相撲も芸能に含まれるそうですよ。)
また、神様をお迎えする祭りの場で神様に捧げるために演じられた歌や舞などが、芸能の始まりといわれています。
伝統芸能の種類
日本の伝統芸能は、大きく分けると舞踏・演劇・演芸・ 歌・ 音曲・工芸・芸道の7種類あります。
舞踏
日本の伝統芸能の中でも舞踊は長い歴史を持ち、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩屋戸にお隠れになった時、その前で天鈿女命(アメノウズメノミコト)が神がかりして踊ったのが起源だと言われています。
- 日本神道の神事において神に奉納するために演奏される歌舞『神楽』
- 楽(音楽)と舞から成る、田植え前の豊作を祈る「田遊び」から発達した『田楽』
- 寺院において僧侶や稚児によって演じられた『延年』
- 能や歌舞伎の原型と言われている『曲舞(くせまい)』
- 江戸時代中期から末期にかけて上方(京、大阪)のお座敷で発生した舞『上方舞(かみがたまい)』
- 平安時代初期に起源がある、念仏を唱えながら踊る舞踊『念仏踊り』
- 盆の時期に死者を供養するための行事『盆踊り』
- 歌舞伎演目のなかに含まれる劇中舞踊『歌舞伎舞踊』
等々、15種類あるそうです。
演劇
演劇には大きく分けて3つあり、 国の重要無形文化財に指定され、
ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
- 能と狂言の総称 『能楽(のうがく)』
- 江戸時代に流行した「傾(かぶき)者」の装いや動きを取り入れた「かぶき踊り」が発祥の『歌舞伎』
- 日本固有の人形劇で、三味線と浄瑠璃に合わせて人形を操って演じられる『人形浄瑠璃』
他にも
落語や漫才、奇術(マジック)、かみきり、写し絵、花火…全部で13種類ある。
庶民的な寄席芸能の総称【演芸】、古事記・日本書紀にも収録されている五音や七音の句で構成される韻文『和歌』や『俳句』の総称【歌】などなど、結構身近なものが伝統芸能なんですね。
おうちで日本の伝統芸能を堪能しよう!
東京都認定の伝統工芸士の和楽器店 向山楽器店
住所:〒132-0035 東京都江戸川区平井4-1-16
創作舞踊、古典舞踊のことなら 花柳伊香衛日本舞踊稽古所
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横浜を拠点に活動する創作和太鼓集団 打鼓音
住所:〒246-0031 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷1丁目19番地9号
オンラインレッスンもやってます。
まとめ
なかなか外に出られない状況が続いておりますが、この機会に是非、日本の伝統芸能に触れたり、習得されてみてはいかがでしょうか。