ハイブランドのアンバサダーはどうやって選ばれているの?
皆さんも一度は、SNSで俳優やアイドルといった芸能人が、アンバサダーとしてファッションショーに参加している写真や映像を目にしたことがあるのではないでしょうか。
アンバサダーは、すでに知名度のある芸能人やインフルエンサーから選ばれる傾向があります。
今回はハイブランドのアンバサダーはどうやって選ばれているのかご紹介します。
そもそもハイブランドのアンバサダーとは?モデルとの違い
ハイブランドのアンバサダーとは、そのブランドのイメージを体現し、ブランドを世の中に広める役割を担う人物のことです。
モデルと似ている部分もありますが、明確な違いもあります。
モデル
- 主な役割
- 商品を魅力的に見せる
- 求められる能力
- 美貌、スタイル、ポージング力
- 活動範囲
- ファッションショー、広告撮影など
- ブランドとの関係性
- 契約期間が比較的短い場合が多い
見た目の美しさを生かし、商品(衣類や装飾品)を着こなす役割といえます。
アンバサダー
- 主な役割
- ブランドのイメージを体現し、ブランドを宣伝する
- 求められる能力
- 美貌に加え、ブランドへの理解、コミュニケーション能力、影響力
- 活動範囲
- 広告キャンペーン、イベント参加、SNSでの発信など
- ブランドとの関係性
- ブランドとの長期的なパートナーシップを結ぶことが多い
ブランド自体を宣伝、説明、または良さをアピールする役割といえます。
アンバサダーとして著名人を起用する理由
ブランド側が芸能人やアイドルをアンバサダーとして起用するメリットは、個人が持っている圧倒的な影響力です。
しかし、著名な芸能人やアイドルだからという理由だけでアンバサダーに選ばれる訳ではありません。
アンバサダーとしての役目をしっかりと果たし、ファンと交流を深め、信頼関係を構築できる人物がブランド側から求められる傾向にあります。
ハイブランドアンバサダーを務める日本人
俳優
- 広瀬すずさん:ルイヴィトン
- 小松菜奈さん:シャネル
- 新木優子さん:ディオール
- 横浜流星さん:ディオール
- 中谷美紀さん:ディオール
- 川口春奈さん:フェンディ
- 志尊淳さん:グッチ
- 永野芽郁さん:プラダ
- 坂口健太郎さん:プラダ
アイドル
- Snow Man:ティファニー
- 目黒蓮さん(Snow Man):フェンディ
- 玉森裕太さん(Kis-My-Ft2):カルティエ
- 平野紫耀さん(Number_i):ルイヴィトン
番外編:KPOPアイドルが多くアンバサダーに起用される理由
日本のアイドルは主に国内での活動が多く、ライブや握手会等のイベントも国内で行われております。
SNSやYouTube等の媒体も多言語対応しているものが少ない傾向にあり、国内人気が非常に高いです。
一方でKPOPアイドルは世界的に活躍しているグループが多く、様々な国籍のメンバーが所属しているのも特徴的です。
近年の新人アイドルグループはかなり年齢層が若く、彼らをアンバサダーとして起用することで注目度を高めようとする狙いもあるようです。
NewJeansのへインは、14歳という若さでルイヴィトンのアンバサダーに起用されました。
ハイブランドのアンバサダーを務めるKPOPアイドル
- Stray Kids ヒョンジン:ヴェルサーチ
- Stray Kids フィリックス:ルイ・ヴィトン
- TOMORROW X TOGETHER:ディオール
- BLACKPINK ジス:ディオール
- IVE ウォニョン:ミュウミュウ
- aespa:ジバンシィ、ショパール
- NewJeans ミンジ:シャネル
- NewJeans ハニ:グッチ
また、KPOPアイドルはSNS(Instagram)のフォロワー数も非常に多く、宣伝効果も絶大です。
まとめ
ハイブランドのアンバサダーは、単に商品を売るだけでなく、ブランドの価値観を世の中に発信し、ブランドの世界観を広める重要な役割を担っています。
モデルと比較すると、よりブランドとの深い関わりを持ち、多岐にわたる活動が求められます。