2023 年 10 月 23 日公開

メイクをするのに性別は関係ない?今注目のジェンダーニュートラルコスメとは

メイクをするのに性別は関係ない?今注目のジェンダーニュートラルコスメとは

ここ数年でメイクは女性がするものという認識から「男性もする」というイメージがメンズコスメと呼ばれる男性コスメなどの普及もあり、若い世代を中心に浸透しつつあります。


メディアでも芸能人を中心にメイクをした男性が登場することも珍しくはなく、肌荒れ防止としてのスキンケアや身だしなみの一環としてメイクをしたいと考える男性が増え、特に男性向けコスメの市場が拡大しています。


また従来のコスメブランドの広告モデルに女性だけではなく男性が起用されることも増えてきました。


その中でも最近注目を集めているのは、メイクそのものを性別にとらわれず、誰でも使いやすい成分や手に取りやすいパッケージデザインで展開されているジェンダーニュートラルコスメです。


今回はそんな今注目されている『ジェンダーニュートラルコスメ』に関してご紹介していきます。



ジェンダーニュートラルコスメが生まれた背景とは

従来の女性向けのコスメとしてはローズ系をはじめとする香り付きのものや、かわいらしいデザインのパッケージが多く採用されていたのに対し、男性向けコスメではマッドな黒のカラーにパキッとしたかっこいい感じのロゴデザイン、メンソールの香りが多く使われている傾向にありました。


女性向け・男性向けに限らずコスメといえばこういった固定概念があることで「なかなか手に取りづらい」という背景もあります。


しかしながら、メイクをしたいと思った人が感じているハードルを低くし、なりたい自分になるためのスタートととしての役割を担い、性別にとらわれない自分らしいメイクをすることをコンセプトとしたジェンダーニュートラルコスメブランドが現在頭角を現しつつあります。


それでは「ジェンダーニュートラル」をコンセプトに掲げているコスメブランドをいくつか紹介したいと思います。

〇Laka



公式サイト(Qoo10ショップ):https://www.qoo10.jp/shop/lakaofficial


韓国初のジェンダーニュートラルブランドとして2018年に設立されたブランドです。


性別に関係なく、その日の気分や好み合わせて柔軟で自由なメイクを楽しむことが出来る「ジェンダーニュートラル」をテーマに、その人らしい美しさを突き詰める感性が人気を集めています。


ブランドの全製品に性別という区別はなく、様々な枠組みや習慣にとらわれず誰もが自分らしいメイクを楽しめる、というメッセージを発信しています。


ちなみに「ルールの外に出て自分を表現する」というブランド精神を掲げていて、その言葉通りブランドのイメージモデルには男女モデルを起用し、同じアイテムを使用して別々のメイクを提案しているのも特徴です。


誰でも馴染みやすいニュートラルカラーを使用しているので、誰でも簡単に気軽に試せるのもポイントです。

〇iLLO(アイロ)



公式サイト(ECサイト):https://illobrand.com/


日本生まれのジェンダーニュートラルコスメブランドとして2020年に設立されました。


「"JUST BE YOURSELF" 全ての人にメイクアップの選択肢を。時代をつくろう。」


今あるジェンダーニュートラルという言葉がなくなり、すべてのひとが性別という枠組みにとらわれない生き方が出来る時代になるように、毎日の着る服や聞く音楽を選ぶように、すべての人にメイクをするという選択肢を自由に選べるようになってほしい、という思いが込められています。


社会的な枠や性別に囚われず、メイクアップの多様性を牽引するコスメブランドとして、どんな人でも使いやすい、肌馴染みのいいベーシックなアイテムを展開しています。

〇SUORUM



公式サイト:https://suorum.ihack.co.jp/


2021年にローンチされた日本のジェンダーニュートラルコスメブランドです。


ブランド名である『SUORUM』はラテン語で「自分の」を意味する3人称単数の所有形容詞の意味を持ち、現代の人々が「わたしのこういうものがほしかった」という願いを実現する、というコンセプトに、だれもが使いやすくその品質に納得するような商品を展開しています。


また、忙しい日常においてメイクやスキンケアに割ける時間が少ないひとのための誰が使っても簡単にキマる、というようなベーシックな商品が特徴的です。

〇heme(ヒーミー)



公式サイト:https://www.hemecosmetics.com.tw/


主に若年層の男女向けにジェンダーニュートラルコスメブランドとして2005年に設立されました。


ブランド名の由来はhe(彼)とme(私)という意味からきています。


微細パウダーを使用した密着力で落ちにくいアイシャドウを中心に、シンプルかつ洗練されたパッケージや色展開が人気のブランドです。


コスメだけではなくスキンケア商品も展開しており、台湾現地ではドラックストアにてより多くの種類を展開しています(日本ではロフト等で取り扱いがあります)。

〇NALC



公式サイト:https://nalc.co.jp/


2018年に設立された日本のジェンダーレスコスメブランドです。


「ブームではなく、"効きそうな"ではなく…使用することで着実に美に近づいていく”実力のある化粧品”」を老若男女問わずお届けするのをコンセプトに、成分や最先端技術などにこだわり抜かれた商品がポイントです。


また、LGBTQをはじめとするセクシャル・マイノリティの存在を社会に広め「"性"と"生"の多様性」を祝福するイベントにも出展し"ジェンダーを超えて、年齢を超えて、肌質を超えて"、皆様にとっての"美しさ"をお届けすることをミッションとして取り組んでいます。

まとめ

ジェンダーニュートラルコスメはメイクをしたいすべてのひとに向けたものであり、どんな属性の人も気軽にメイクにチャレンジできるというのも魅力の一つ。


メイクをするということは身だしなみを整えることだけではなく、自分がなりたい自分になれるためのツールの一つだと私は思っています。


性別にとらわれることなく、メイクというツールを通し、なりたい自分を楽しむことが出来るためのきっかけとして、ジェンダーニュートラルコスメを一度使ってみるのはいかがでしょうか。





◆Green life(グリーンライフ):https://greenlife-aesthetic.com/

この記事を書いた人

小向井 あかね

『イートラスト株式会社 CSグループ』

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