クラフトビールを学ぼう ”ビアスタイル”とは?

皆さんクラフトビールを飲む機会はありますか?ないなら作りましょう。
なぜなら美味しいからです!!
今回はそんな美味しいクラフトビールの魅力についてご紹介していこうと思います。
クラフトビールってよく聞くけど、よく分からん!
今や大手飲料メーカーも続々クラフトビールを市場に送り出していますね。
クラフトビールを飲んだことのない方に印象を聞くと「高い」「いつものビールより苦い」という若干のマイナスイメージに加え、「流行ってるっぽいけど、なんかよく分からん」という方が大多数。
よく分からんものは注文しにくいし、買いにくいですよね。
クラフトビールの定義・概要についてはこちらの記事も読んでみてください。
要約すると「小規模醸造所で伝統的な製造手法に革新的なアイデアを盛り込んで作られたビール」ということですね。
つまり、”自由”なんです!それがクラフトビールの良いところ。

クラフトビールって本当に味が様々
クラフトビールは本当に種類が様々あります。
まず、ビールは4大原料の水・麦芽・ホップ・酵母を使って作られます。
その原料の足し引き、または別素材を組み合わせてオリジナリティをもって作られていきます。
ホップを大量に入れるとフルーティーな香りのビールになったり、大麦を多めに入れるとモルティな味わいになったり、軟水を使うのか硬水を使うのかで口当たりも変わりますし、酵母を発酵させる温度によって出来上がるビールも変わります。
フルーツを入れたり、乳酸菌を入れたり、チョコレートを入れたり・・・
本当に様々!!無限に種類は広がります。

ビアスタイルの一部をご紹介!
ビアスタイルとは、ビールの種類のことです。
ざっくりにでも分かっておけば、お店やスーパーで選ぶ基準になりますよ。
ビールはラガー(Lager)とエール(Ale)に大きく分けられます。
ラガーは比較的低温で酵母を発酵させる下面発酵、エールは比較的高温で酵母を発酵させる上面発酵です。
日本でよく飲まれているビールはラガーという大きな括りの中の種類であることが多いです。
キ〇ンクラシックラガーや、ア〇ヒスーパードライはラガーの中のピルスナーという種類です。
【ラガー(Lager)】
◆ピルスナー
ホップの香りが程よく、喉越しが爽快で、苦みのキレも良い。
他のビールに比べるとやや軽い口当たりでゴクゴク飲めるビール。
◆ボック
アルコール度数が平均6~7%とやや高めで、ピルスナーに比べるとガツンとコクのあるビール。
黄金色から茶色まで深みのある液色であることが多い。穀物感を感じる香りが特徴。
【エール(Ale)】
◆ペールエール
麦芽(モルト)とホップの味わいが感じられる定番と言えるビール。
黄金色~銅色の液色で、シンプルな分、醸造所の腕が試される。
◆IPA(INDIA PALE ALE)
ペールエールを製造する工程で大量のホップを投入し、 フルーティーな香りとがガツンとした苦みが特徴的。
※名前の由来はかつて英国が当時植民地だったインドへペールエールを 運ぶ際に長持ちするように腐敗防止作用のあるホップを大量に入れたことによる(諸説あり)
★最近はヘイジーIPA(Hazy IPA)やニューイングランドIPA(NEIPA)といったスタイルも人気。
どちらも「濁りのある」ビールで、まるでオレンジジュースのような液色。
苦味を感じるよりも、トロピカルな味わいがクセになるビールです。
◆スタウト/ポーター
アイルランド発祥の黒ビール。麦芽をローストしたことによる色と苦みが特徴。
香りや味わいはコーヒーやナッツやチョコに例えられる。
あまりガス(炭酸)が強くない商品も多く、ゴクゴクのど越しスッキリ!というよりもスルスルと飲める喉越し。
◆ヴァイツェン
小麦を50%以上使用したビール。
「バナナのような香り」と例えられることも多く、フルーティーな香りとまろやかな口当たりが特徴。
女性人気も高いビール。白ビールと呼ばれることも。
◆サワーエール
主に乳酸菌などのアルコール発酵により酸をつくる菌を用いて併用して造られる酸っぱいビール。
フルーツ等とのかけ合わせの物も多く、非常に自由度が高い。
カラフルな液色で女性にも人気。
◆ランビック
サワーに近いが微妙に違う。
ビール造りに欠かせない酵母を、空気中に浮遊している野生酵母や微生物などを使用し、自然発酵させるため、強い酸味と独特の香りが特徴。
まるでワインのようでこれがビール!?と驚くかも。
気になったものからドンドン試してみよう!
上記で紹介したのはまだまだビアスタイルの一部。
クラフトビールは料理にもスイーツにも合い、また、家でも外でも楽しめます。
どんな味かな?と思ったら店員さんに聞いてみるのがお勧めです。
きっとお酒がもっともっと楽しくなりますよ。