とてもかわいい【ヤドクガエルの生態を知ろう】

普段の生活の中で見かけることはあまりないかもしれませんが、カエルって、よく見ると目がクリッとしていたり、眠そうな顔をしていたり、表情豊かで可愛いですよね。
特に男の子から人気があるイメージのカエルですが、「カエルを愛してやまない!」という「カエラー」なんていう人たちもいるくらい、実は老若男女から人気があります。
そんなカエルですが、毒々しくかわいらしいカエルがいるのはご存じでしょうか?
それがヤドクガエルなんです!
毒々しくてかわいいってなんですか?なんの矛盾ですか?!
そんなヤドクガエルの生態について調査!!

どんなとこにいるの?
ヤドクガエルとは、「ヤドクガエル科」に属する有毒のカエルの総称です。
ヤドクガエルは比較的小さなカエルで、最大種のアイゾメヤドクガエルでも6㎝程。
その種によって異なりますが、低地の熱帯雨林から高山まで、広く分布しています。
また、同じヤドクガエル科でも、種によって繁殖方法はさまざまです。
一般的なカエルと同じように、池や沼になどに産卵するものもいれば、樹洞や植物の葉の間など、わずかな水場に産卵する種もいます。

ヤドクガエルが食べるものは?寿命は?
ヤドクガエルは動物食。
アリやシロアリ、ハエなどを日々の食事としているそうです。
種によっては幼生の頃は何でも食べてしまう雑食なんだとか!
とはいえ、小さなカエルですから、大きな動物を襲うことはありません。
また、寿命は10年ほどと、体の小ささに反して結構長生きです。
飼育下では12年ほど生きる個体も。
こんなにかわいいカエルと10~12年一緒に居れると考えるとなんだかわくわくしますね!
しかし、触るのはNG!
ヤドクガエルの毒はとっても強力!

ヤドクガエルは有毒
キレイだからと言って触るのは絶対にNG!
アルカロイド系の神経毒を持っています。
自然界で最強と言われる毒素「バトラコトキシン」を分泌するモウドクフキヤガエルは、ゾウを倒してしまうほどの毒性を持っているので、人間はひとたまりもありません!
しかし、モウドクフキヤガエルにも天敵がいます。それはノハラツヤヘビ属のヘビは中南米に生息しているマイマイヘビ科のヘビで、このヘビだけがヤドクガエルやフキヤガエルの仲間の持つバラコトキシンに耐性を持っています。
ちなみに、ヤドクガエルは生まれた時から有毒なわけではなく、エサなどから毒素を蓄積して徐々に有毒になっていくんだとか。
生まれた時から飼育されているヤドクガエルであれば触ることもできるとか。
と、いうことでヤドクガエルを飼育するのはとっても大変です・・・!
僕はあきらめてサンシャイン水族館に見に行こうと思います!
良かったら皆さんもサンシャイン水族館で見てみてくださいね!
