2023 年 11 月 27 日公開

結局のところ「クラフトビール」って何?

結局のところ「クラフトビール」って何?

みなさん「クラフトビール」はご存知ですか?


お酒好きの方であれば、おそらく一度は耳にしたことがあると思います。


クラフトビール専門店を始め、パブ、居酒屋、バー、最近だとカフェでも見かけますが、そんな巷で話題の「クラフトビール」は一般的なビールと何が違うのでしょうか。






クラフトビールの定義とは?

国内外問わず、昨今人気のあるクラフトビール。


名前は知ってても、どんなビールを「クラフトビール」と呼ぶのでしょうか。


アメリカのブルワーズ・アソシエーションによると、

  • 1.年間生産量が600万バレル(米国ビール用バレル)(約70万キロリットル)以下
  • 2.自身がクラフト・ブルワーではない他の酒類製造業者の支配する資本(株式)が25%未満
  • 3.伝統的手法に革新を盛り込んだ原料と発酵技法を用いる

この三つの条件を満たすビールを指すそうです。


要するに「小規模、独立、伝統的 (small, independent and traditional)」であるものとして定義されています。





「地ビール」は「クラフトビール」?

しかし上記の定義は、あくまでもアメリカにおける指標であり、日本においては独自のルートでその地位を確立してきました。


1994年の酒税法改正によりビールの最低製造数量基準が2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、全国各地に小規模なビール醸造会社が登場したことから、「地ビール」が誕生しました。


2003年にはブームが収束してしまい、それ以降は「小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビール」、「品質を重視して、ビール職人が手塩にかけて造るビール」といった含意で、「地ビール」を前身とする「クラフトビール」をキーワードとし、小規模ビール生産者のビールを市場に送り出す取り組みが拡大しました。


これらのことから、「地ビール」という呼称が優勢であった初期から、「クラフトビール」を同義であるとみなす風習があり、全国地ビール醸造者協議会(JBA)においても明確な定義は存在しないそうです。


商品のブランディングや、マーケティングにのっとって「地ビール」「クラフトビール」と呼び名を変えるため、双方を明示する定義は現状把握されていないものの、醸造家自身が飲みたいビールを造り、そんなビールをこよなく愛する今日のビール愛好家達にとっては、取るに足らないことかもしれませんね。




クラフトビールが飲みたい!

日本における「クラフトビール」市場全体の盛り上がりが顕著に現れている一つとして、大手ビール会社の市場参入があげられます。


日本国内やアメリカ合衆国のクラフト・ブルワリーとの提携や買収、自社生産に乗り出す取り組みも少なからず見られており、専門店や店舗に赴く必要なく、身近なコンビニエンスストアで手に入れられるようになったことも、分りやすい変化ではないでしょうか。


オススメの国産クラフトビール

【COEDOビール】

埼玉県川越市で生まれた「COEDOビール」は、日本の色の名前を名付けた6種類が有ります。


・毬花 -Marihana-

淡い黄金色と純白の泡にシトラスを想わせるアロマホップが華やかに香るセッション・IPA。ホップの魅力を存分にお楽しみいただけるように、香り高いホップを贅沢に投入しその香りを丁寧に引き出しました。香り高く洗練された苦味のあるしっかりとしたフレーバーと、低めのアルコール度数にクリアな飲み口のドリンカビリティを両立させた味わいです。ホップの個性とその風味を最大限に引き出す製法にちなんで毬花-Marihana-と名付けられました。


・瑠璃 -Ruri-

クリアな黄金色と白く柔らかな泡のコントラスト、さわやかな飲み口が特徴のプレミアムピルスナービール。軽やかな口当たりながらも、深みある味わいとホップの香味苦味のバランスをとった上質の大人の楽しみ。飽きがこず、どんなお食事にも合うビールです。その透明感溢れる特徴にちなんで「瑠璃 -Ruri-」と名付けられました。


・白 -Shiro-

無濾過ビールならではの明るくなめらかな白濁色が特徴の小麦のビール。小麦麦芽とそのために特別に選んだ酵母が醸し出す甘い香りは果実を思わせ、さわやかながらもコクが感じられる滑らかな舌触りと喉越しをお楽しみいただけます。個性的な味わいながらも包みこむようなやさしい特徴とその色にちなんで「白 -Shiro-」と名付けられました。


・伽羅 -Kyara-

赤みがかった深い黄褐色、伽羅(きゃら)色のビール。白葡萄やスパイシーな柑橘を感じさせるアロマホップが香り、鮮やかで綺麗な苦味とともに口の中に広がります。6種の麦芽の配合とやや高めのアルコール分が、味の膨らみと丸みあるミディアムボディを織り成しています。低温発酵ラガー酵母による、飲み応えがありながらもきれていく心地よい後味です。


・漆黒 -Shikkoku-

艶やかな黒色と茶白色の細やかな泡立ちのコントラストが冴える長期熟成ビール。アロマホップは心地よい香りをあたえ、2種類のブラックモルトの他、6種の麦芽の配合が、重たすぎないまろやかさと軽やかさのバランスを生み出しました。艶のある黒色としっとりとした香味にちなんで、日本が世界に誇る最高の黒の呼称「漆黒 -Shikkoku-」を名称にいただきました。


・紅赤 -Beniaka-

赤みがかった琥珀色と香ばしい甘味が特徴のプレミアムエール。上質の麦芽と薩摩芋(武州小江戸川越産金時薩摩芋紅赤/焼芋加工)から生まれた類い稀な仕上りです。薩摩芋の風味とその色にちなんで「紅赤 -Beniaka-」と名付けられました。本品は、ろ過せず瓶詰めをしています。「無ろ過・生」ならではの豊潤な味わい「日本川越オリジナルのエール」をお楽しみください。

公式サイトより:https://www.coedobrewery.com/jp/




作り手の思いが詰まった「クラフトビール」

生産者の拘りによって生まれたクラフトビールは、一つとして同じ味わいが存在せず、これからも多くのビール愛好家たちを魅了していくでしょう。


貴方も一度試してみてはいかがですか?





◆ガハハビール:https://gahahabeer.co.jp/

この記事を書いた人

矢部 峻一

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム 主任/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。

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