土用の丑の日ってどんな行事?
みなさんは「土用の丑の日」を知っていますか。
おそらく鰻を食べる日くらいの認知の方がほとんどだと思います。
今回は土用の丑の日の名前の由来と行事の内容についてまとめていきたいと思います。
「土用の丑の日」名前の由来は?
「土用の丑の日」という名称の由来は、中国の暦法に基づいた日本独自の呼び方です。
この日は1年を24等分した期間の1つで、夏の暑さが最も厳しい時期を指します。
そして、その期間内にある「丑の日」、つまり十二支の「丑」に当たる日が「土用の丑の日」なのです。
土用の丑の日は何をする日なの?
土用の丑の日は、日本において夏の暑さに対する滋養強壮として、鰻を食べる習慣が定着しています。
江戸時代、平賀源内という人物が、夏場の鰻屋の売上が低迷していたことから、「本日 土用丑の日」という看板を出すよう提案したところ、大変な人気を集めたのが始まりだと言われています。
その後、他の鰻屋も真似するようになり、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が全国に広まっていったのです。
縁起の良い食べ物との関連は?
土用の丑の日には、「う」の付く食べ物を食べると縁起が良いという言い伝えもあります。
鰻のほかにも、うどんやうぐいす、うるい、うめなどが代表的な「う」の付く食べ物です。
これは、「う」が「上」や「良い」を表す言葉だからだと考えられています。
つまり、土用の丑の日にこれらの食べ物を食べることで、良いことが起こるという願いが込められているのです。
まとめ
このように、土用の丑の日は日本の夏の風物詩として定着し、鰻料理やその他の「う」の付く食べ物を楽しむ習慣が根付いています。
この伝統的な行事を通して、日本人特有の季節感や縁起物に対する信仰心を感じ取ることができるのではないでしょうか。
ちなみに今年2024年の土用の丑の日は7月24日(水)と8月5日(月)です。
鰻屋さんはもちろん、スーパーやコンビニでも鰻を買えるチャンスですので、鰻を食べて暑い夏を乗り切ってみてはいかがですか?