なんで冬が旬の魚って多いの?
皆さんは四季ごとの旬の魚をご存知ですか?
マグロ、ブリ、鱈など冬が旬の魚は結構でてくると思います。
ですが、逆に夏が旬の魚は?と聞かれたら正直パッとでてくる方は少ないのではないでしょうか。
土用の丑の日にでてくるうなぎも、夏のイベントなので夏が旬の魚と思われがちですが実は天然物は10~12月が最もおいしくなるようです。
調べたところ実際に冬が旬の魚の方が多いみたいですので、今回はその理由についてご紹介していきます。
寒さの関係性
そもそも魚の旬とは、一般的に「一番美味しい時期」を指す言葉として使われます。
一番美味しい、つまり「うまみ成分が多い状態」と言い換えることができますが、このうまみ成分が何なのかというと、脂肪分のことです。
要するに、魚の旬とは脂肪分を一番蓄える時期のことです。
冬の海や川は非常に冷たく、冷水から身を守るために脂肪を蓄えます。
逆をいえば、温水だと冷水から身を守らなくてよくなるので脂肪を蓄える必要もなくなります。
夏は身が細るといいますが、こういった理由だったんですね。
産卵時期との関係性
冬が旬の魚が多いと紹介しましたが、アジやカレイなどは夏が旬の魚です。
なぜ暖かい時期に脂がのっているのでしょう、、。
それは脂肪を蓄えるのは寒さを凌ぐ以外にも必要なときがあるからです。
例えば産卵の時期です。
魚も人間と同じように産卵時には体力をつける必要があり、より多くの栄養を補給しようとします。結果、脂肪が蓄えられ、アミノ酸等のうまみ成分が増加します。
ただ、多くの魚が温かくなってくる春先に産卵時期を迎えるケースが多いようで、どっちにしろ1~3月に栄養を蓄える個体が増えるみたいです。。。
よって冬が旬の魚が多いのです。
まとめ
今回はなぜ冬が旬の魚が多いかについてまとめてみました。
漠然としたイメージも理屈で考えると合点がいきますよね。
他の食材でも同じような発見がたくさんあると思うので、今回のまとめが面白いと思った方はぜひ調べてみてください。