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2022 年 11 月 20 日公開

いよいよW杯開幕!サッカールールDOGSOとは一体なに?

いよいよW杯開幕!サッカールールDOGSOとは一体なに?

2022年11月20日(日)から開幕する『FIFAワールドカップカタール2022』。


今回のワールドカップは初の冬開催。通常であれば欧州のシーズンが終わった後の6月から7月にかけて行われてきたワールドカップ。


ですが、今回のカタール大会は初の中東開催ということもあり、暑さに考慮して欧州リーグの真っただ中のこの時期に開催されます。




12月18日(日)まで繰り広げられる熱い戦いを楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?


日本の試合はもちろん応援してしまいますが、世界各国の国の威信やプライドをかけた本気の試合が観られるいい機会ですよね。


ここ最近、サッカーの試合をTVで観ていると「DOGSO(ドグソ)」という言葉を耳にすることがよくあります。先日のJリーグ最終節のFC東京VS川崎フロンターレの試合でも川崎のGKチョン ソンリョン選手がDOGSOの適用があり、一発レッドカードの退場になっていました。


あまり耳にしたことのなかったワードだったのですが、ルールとしては昔からあったようなんですが、DOGSOという言葉で明確に言われ始めたのはここ最近かと思います。


そこで今回はワールドカップの試合の前にサッカールールの「DOGSO」についてご紹介していこうと思います。


もしかするとワールドカップの試合でも耳にする機会があるかもしれませんよ。







DOGSO(ドグソ)とは?

DOGSOとは「Denying an Ovious Goal-Scoring Opportunity」を略した言葉で、直訳すると「決定的な得点の機会の阻止」という意味になります。





DOGSOの歴史的背景



最近、よく耳にすると書きましたが、実はその歴史は1980年代まで遡ります。


この頃、相手の得点を妨げるためにわざとファウルをする、いわゆる「プロフェッショナル・ファウル」が増えていました。


そこで1990年のイタリア・ワールドカップでは、競技規則に以下のような文が追加されます。


「明らかに得点できるような状況で相手ゴールに向かっている競技者が、相手競技者によって故意の不法な手段(フリーキックやペナルティーキックで罰せられるような反則)で妨げられ、攻撃側の決定的な得点の機会が奪われたと主審が判断した場合には、著しく不正なプレーとして、その競技者に退場を命じる」



そして、2007年からは「決定的な得点の機会の阻止」という項目が独立し、現在はそれを略した「DOGSO」という言葉で広まりました。


その後、2020年にJリーグが「VAR」を導入。※VAR・・・『ビデオアシスタントレフェリー』の略称。フィールドとは別の場所で複数のアングルの試合映像を見ながら主審をサポートする審判員のこと。


それを機に「今の反則はDOGSOに該当するのか」と議論されることが増えています。



DOGSOが適用される4つの要件

では、DOGSO=決定的な得点の機会の阻止とは具体的にはどのような場面のことを言うのでしょうか?


これについては4つの要件が定められていて、その4つの要件全てを満たすのがDOGSOが適用される条件です。



反則した地点とゴールとの距離

反則が起こった場所からゴールまでの距離。


反則が起きた場所から得点を狙うことができる距離かどうかがポイントになります。

  • 例)ハーフウェーライン付近でファウルされた場合でも、独走して相手ゴールキーパーと1対1となる距離と判断すれば適用されます。

プレー自体の方向

プレー全体が相手ゴールに向かっているかどうかがポイントです。

  • 例)ゴールキーパーを抜こうとしてタッチラインの方向にドリブルしてもプレー全体がゴール方向と判断すれば適用されます。後ろ向きになっているときに倒されても決定的な得点の機会とは判断されず、適用外になります。


守備側競技者の位置と数

3つめの条件は守備側チームの状況で、数や位置など守備側が不利であることがポイントです。

  • 例)そのファウルがなかった場合でも、他の守備側の選手がカバーできる位置にいなかったり、追いつける動きをしていないと判断すれば適用されます。ただし攻撃側に得点力の高い選手がいるから、守備側が下手だからなど、選手の能力が判断の基準になることはありません。

ボールをキープできる、またはコントロール出来る可能性

そのファウルがなければボールをキープ、またはコントロールできる可能性があったかどうかです。

  • 例)攻撃側の選手がボールをトラップしてシュートしようとしているときに、ファウルされたことで体勢が崩れてシュートできなかったと判断すれば適用されます。一方、まだボールが空中高くにあったり、ボールの勢いが速くて追いつけそうにない時などは適用されません。

DOGSOが適用されるとどうなる?



DOGSOが適用されると、基本的にはレッドカードとなり、ファウルした選手は退場となります。


しかし以下の2つのケースでは、提示されるのはイエローカードです。

ペナルティーエリア内での意図的ではないファウル

守備側がペナルティエリア内で意図的ではないファウルをした場合は、イエローカードになります。


以前はレッドカードとなることが一般的でしたが、ペナルティーキック、退場、出場停止という三重罰になるため、厳しすぎるという声が噴出。


そのため軽減措置としてイエローカードになったのです。


ただしハンドリング、プッシング、ホールディングなど手や腕を使う反則や、ファウルタックルなどの無謀なプレーによる反則はレッドカードとなります。


あくまでも意図的ではないファウルに限定されますし、意図的でないかどうかは審判の判断に委ねられます。



主審がアドバンテージを適用した場合

アドバンテージとは、プレーを止めなければ決定機につながると主審が判断してあえてプレーを続けるルール。


主審はペナルティーキックとアドバンテージのどちらの得点確率が高いかを瞬時に判断して適用します。


アドバンテージが適用された場合、その後に攻撃側が得点できたかどうかにかかわらず、DOGSOの罰則はイエローカードになります。



まとめ

いかがでしたか?


少しサッカーのルール「DOGSO」のことが理解できたのであれば幸いです。


サッカーは独特なルールが多く、よくわからないという方も多くいらっしゃいます。


ただでさえ決してわかりやすくないルールが改定されたりすると、もう諦めてしまいますよね・・・。



今ではYouTubeなどでもサッカーのルールをわかりやすく説明している動画がありますので、ワールドカップの開催されている機会にサッカーのルールを勉強してみてはいかがですか?


あ、余談ですが今回の「FIFAワールドカップカタール2022」では日本から審判員としてワールドカップ初の女性審判員、山下良美さんが選出されています。


そちらも注目してみるとより一層楽しいかもしれませんね。







◆北越高校サッカー部オフィシャルサイト|DIABLO ROJO:https://hokuetsu-soccer.com

この記事を書いた人

矢部 峻一

『イートラスト株式会社 テクニカルチームリーダー/B-rise運営事務局員』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。

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