『アーニャを知ると世界が平和に?』アニメから学ぶ子育てについて

最近『SPY×FAMILY』というアニメを見始めました。
スパイと殺し屋、エスパーという個性的な擬似家族が、エリート学校に潜入して特待生になることを目指すストーリーです。

引用|SPY×FAMILY製作委員会/集英社 原作:遠藤達哉
エスパーのアーニャですが、『自ら謝ることが出来る子ども』なのです。
悪いことをしたらきちんと謝ることができる人間に育てたいですよね。
作中では、初対面なのにターゲットの子ども(ダミアン)をいきなりぶん殴ってしまったアーニャ(笑)が、自ら『ごめんなさい』をしに行くシーンがあります。
親に促されて渋々謝るのではなく、怖くても自ら謝りに行くアーニャにほっこりさせられるシーンです。
そんなアーニャのように『自ら謝ることが出来る子ども』にするには、どんなことに気をつけて子育てをしたらいいのでしょうか。
自ら『謝る』が出来るとどんな子に育つ?

自ら『ごめんなさい』ができる子どもに育てるとどんなメリットがあるのでしょう。
ここで大事なのは『自主性』です。
親に促されたから渋々謝るのではなく、自分がやってしまったことを素直に受け止め『ごめんなさい』と言えることが大事です。
こんな話があります。
”アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンは、少年時代に父親が大切にしていた桜の木を折ってしまいました。
そんなジョージ少年は「自分がやってしまいました、ごめんなさい」と自ら父に謝罪します。
それを聞いた父は息子を叱らず「お前の正直な言葉は千本の桜の木よりも価値がある」と言って、逆にジョージ少年を褒めたのです。”
本当の過ちは、過ちを犯したこと自体ではなく、それを認めず改善をしないこと。
『ごめんなさい』を自ら言えるようになることは、自分の行動を反省し、それを素直に受け止めることができる行為です。
その反省を活かして、改善するよう努力ができる子どもに育つでしょう。
丁寧に接する姿をみせる
子どもは様々なモノに影響を受けますが、最も影響されるのは親の存在です。
普段から、お店の人に『ありがとうございます』と伝えたり、電車やバスでお婆さんに席を譲ったり、ふとした拍子に他人とぶつかってしまったら『ごめんなさい』と言ったり。
そんな親の姿を見て子どもは育ちます。
スパイファミリーの母親役である殺し屋ヨルさんも『お命頂戴しても宜しいでしょうか』とターゲットにとても丁寧に接してるんです。
素晴らしいです!(笑)

引用|SPY×FAMILY製作委員会/集英社 原作:遠藤達哉
親も子に謝る
割と忘れてしまいがちなのが、自分が間違えてしまった時に子どもに謝ることです。
例えば子どもに質問されて、知ったかぶりで答えたら実は間違った知識だったり。

そんな時、相手が子どもだからといって有耶無耶にしてはダメです。
子どもは、有耶無耶にされたことは分かります。
そんな時に誤魔化してしまうのか、親が間違いを認めて、それを子どもにもきちんと伝えること。
そうすることで『謝る』という行為は【恥ずべき行為ではなく必要なこと】なんだ、と子どもは学びます。
そうすれば、保育園でも他の子に自ら『ごめんなさい』を言える心優しい子に育つはずです。

ここで注意が必要なのが、何でも『謝れば済む』と思わせないことです。
なぜ謝る必要があったのか、面倒でも一つ一つ考えさせましょう。
アーニャみたいに相手を殴ってしまったら、相手はとても『痛い』こと。
同じことを自分もされたら痛いから、それはやってはいけないこと。
謝った後に今後はどうすればいいのか、考えさせることが重要です。
世の中には非常識な大人も沢山いて、そういう人に限って声が大きいものです。
もしも大人げない人に出会ったら「あの人が間違っていて、あなたは間違っていないよ」と教えそこから常識を学び、本当に必要な時に『謝る』ことが出来る子どもになるでしょう。
自ら『謝る』ことが出来るアーニャのような子どもを育てられるようになりたいですね。
スパイファミリーは、面白いだけでなく家族への向き合い方なども考えさせられる、とても素敵な作品です。
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