意外と知らない!ハイブランドとラグジュアリーブランドの違いとは

バックに財布、洋服に時計、世の中のあらゆるところにブランドがあり、そのなかでもひと際人々が憧れるのがハイブランドです。
値段は高いけどいつかは持ってみたい…なんて思った人もいるのではないでしょうか。
あなたはハイブランド、と聞いて思い浮かぶブランドはいくつありますか?
エルメス、シャネル、グッチにルイヴィトン、ディオール、カルティエ、ブルガリ……などなどたくさんのブランドが出てきますね。
日本発のブランドでもコム・デ・ギャルソンやヨウジヤマモト、イッセイ ミヤケなどの世界的なハイブランドはあります。

一方で同じような高価格帯のブランドとして「ラグジュアリーブランド」というものも存在します。
どちらも高級ブランドを指すことには変わりないのですが、すべてのハイブランドが当てはまるかというとそういうわけではないのです。
ハイブランドの中でもラグジュアリーブランドと呼ばれるブランドはルイ・ヴィトン、エルメスなどのごく限ったブランドのみとなります。
ちなみに日本国内には、ラグジュアリーブランドと称されるブランドはあまり多くはありません。
それでは、ハイブランドとラグジュアリーブランドでは何が違うのでしょうか。
今回はハイブランドとラグジュアリーブランドでは何が違うのかご紹介します。

ハイブランドの定義
ハイブランドとは、一般的に高価格帯のアイテムを展開しているブランドのことをいいます。
明確な定義はありませんが、世間的な認知度が高く、高価格かつ高品質なアイテムが特徴とされています。
また、近年ではただただ価格帯の高いブランドを指し、公告の方法や店舗数についての縛りが特にないため、大量に広告を流して顧客にアピールしているブランドが多く存在します。

ラグジュアリーブランドの定義
ラグジュアリーブランドは高価格で品質の高さは勿論、ブランドとしての歴史や信頼があります。
例を挙げるとヨーロッパ発のラグジュアリーブランドの場合、ブランド創設以来の歴史の中で、王侯貴族との取引実績がある権威性を持つブランドを指す、ともいわれています。
そういった「王族が愛用するブランド」という背景からくる特別感を演出することでハイブランドとは一線をかしたブランドとしてブランディングできるのかもしれません。

また、ラグジュアリーブランドにはハイブランドとは違う独自の戦略があります。
たとえば絶対的な品質や価値、限定的な流通チャネル、旗艦店の存在、パブリシティ重視…等ラグジュアリーブランドは流通を支配し、支配できないチャネルは用いないので店舗数が限られてしまいます。
そのため通常のブランドが大量の広告を流して顧客にアピールするのに対し、ラグジュアリーブランドではメディアに取り上げられることを重視します。
<代表的なラグジュアリーブランド>
ルイ・ヴィトン/エルメス/シャネル/グッチ/プラダ/ブルガリ/イヴ・サンローラン/ティファニーなど...

まとめ
同じ値段の高いブランドでも言葉の違いで絶妙にニュアンスが異なるのが面白いですね。
しかし、ラグジュアリーブランドはハイブランドとも呼べますが、その逆は呼べない場合があります。
近年はそれぞれの定義があいまいなため、明確に区別することは難しいです。
共通事項も多いことからラグジュアリーブランドとハイブランドは混同しやすいですが、厳密には意味合いが違うため今後は使い分けが難しくなるかもしれません。

この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 CS・テクニカルチーム 課長/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。