春の味覚~山菜~
寒い冬が終わり、ポカポカとした気候になると春の野菜が旬を迎えます。
そこで今回は、今食べたい春の味覚「山菜」について書いて行きたいと思います!
山菜には新陳代謝を促し身体にたまった老廃物を排出する成分や、抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含まれています。
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざにもあるように、冬にため込んだ老廃物の排出を手助けしてくれる苦味(春野菜)を摂ってデトックスしましょう!
春の山菜をご紹介♪
山菜にも色々ありますが、春の山菜の一部をご紹介致します!
①タラの芽
「タラの芽」は、ウコギ科の落葉低木「タラノキ」の新芽の部分。
もちっとした食感が特徴で、別名「山菜の王様」とも呼ばれる有名な山菜です。
タラの芽が採れるタラノキは2種類あり、天然物として食べられるものの多くはオンダラ、
スーパーなどで見かける事のあるハウス栽培物の多くはメダラのタラの芽です。
②コシアブラ
「コシアブラ」はタラの芽と同じウコギ科の木の新芽の部分。
食感は軽め、タラの芽ほどクセがないことが特徴で「山菜の女王」と呼ばれ人気があります。
個人的にはスーパーで見かけた事が無いのですが、今は栽培物もあるそうです。
タラの芽同様、天ぷらにして食べると非常においしいです!
③ワラビ
「ワラビ」はシダ植物の多年草で、春の若芽を食用とします。
根にはデンプンが多く含まれており、ワラビ餅のもととなるワラビ粉が作られます。
山奥に入らなくてもちょっとした山や野で沢山採れて美味しいのですが、アクが強く発がん物質も含むため、アク抜きは必須であり多量摂取には注意が必要とされています。
④ゼンマイ
「ゼンマイ」はゼンマイ科のシダ植物。
幼葉がワタ状の繊維で覆われているのが大きな特徴であり、食用とするのは綿毛が残っている若い芽のみ。
(画像は少し育ちすぎていますね。。)
山菜として古くから親しまれてきた食材で、山菜取り初心者でも容易に見分ける事が出来ます。
我が家では一度茹でてから天日干しにし、乾燥したものを戻して煮物やナムルにしていただいています!
⑤こごみ
「こごみ」の正式名称はクサソテツと言い、シダ植物の多年草。
新芽の部分がくるくるっと丸まっていて可愛いフォルムが特徴です!
アク抜きの必要が無いので、採ったら茹でてすぐにいただけます。
全くクセが無いので、ゴマ和え等にすれば子供も喜んで食べてくれます♪
⑥ウド
「ウド」はウコギ科タラノキ属の多年草で、タラの芽をつける木とは違い、木にはなりません。
食用とするのは新芽の部分や、ある程度育ったものの茎や若芽の部分。
シャキシャキとした食感が特徴で、炒め物や和え物、サラダ、煮物、味噌汁の具材などとして使用されます。
この独特な食感は、他のものでは代用がきかないとして親しまれています。
⑦フキノトウ
「フキノトウ」はキク科フキ属の多年草。
フキとフキノトウとは一見全く別の植物のように見えますが、フキノトウはフキの花をさします。
この花が咲いた後に葉(フキ)が出てきます。花と葉柄が別々の時期に出てくる面白い植物ですよね。
フキノトウは摘んだばかりのものはエグミも少ないのですが、時間と共にアクが強くなり苦みやエグミが強くなります。根元の切り口を見て、黒ずんでいないものが新鮮ですよ!
ルールを守って山菜取りを楽しみましょう♪
山菜採りは非常に楽しく、自分で採った山菜をいただけるのは格別です!
しかし、採り方に注意が必要な山菜や毒を持つ植物もあるため、初心者のみでの山菜採りは大変危険です。
また、山が私有地の場合もありますので、勝手に入山する事のないようにご注意下さい!
手軽に出来る「山菜採り体験」なるツアーも存在しているようなので、ガイドさんを頼んだりしながらルールを守って山菜取りを楽しんでみてはいかがでしょうか♪