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2022 年 12 月 19 日公開

【死の毒りんご】すべてが毒性の世界一危険な樹木「マンチニール」

【死の毒りんご】すべてが毒性の世界一危険な樹木「マンチニール」

おとぎ話の『白雪姫』で知られる“毒りんご”。

 

毒りんごを口にした白雪姫は息絶えてしまうようです。



 

実際にりんごを食べて息絶えることはあるのか気になったので調べてみました!

 

『白雪姫』の毒りんご

『白雪姫』に出てくる毒りんごは、どのような経緯で出てきたのでしょうか。

 

王女である白雪姫の継母の王妃は、魔法の鏡を持っていました。

王妃は自身が世界一美しいと思っていましたが、鏡に尋ねてみると鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫です」と答えました。

 

怒り狂った王妃は白雪姫を始末するために、毒りんごを作った

 

とのことです。

 

まさかのお手製の毒りんごでした。

 

しかし、実際に毒りんごと呼ばれるものがありました!

 

 

世界一危険な果実「マンチニール」

マンチニールはフロリダ州のエバーグレース国立公園やカリブ海近辺に分布しています。

 

一見普通の樹木で、その高さは数メートルから15メートルほどで、小さなスモモやリンゴのような実をつけて、甘いにおいを漂わせます。

 

しかし、その樹はギネスブックに「最も危険な樹」として指定されているんです!

 

 

すべての部分が強い致死性を持つ

最も危険な樹であるマンチニールは、何が危険なのか。

 

実は実、葉、幹、樹液のすべてに毒性があるんです。

 

 

一番危険な果実



果実を口にすると、ピリピリとした痛みに襲われ、やがてのどが焼けるような痛みに変わります。


喉は腫れ上がり、何かを飲み込んだり、呼吸することすらままならなくなります。また胃や腸も腫れ、出血することもあるそうです。

 

樹の下にいるだけで危険

樹液や葉は触ると失明や腫れが生じ、ひどい痛みに襲われます。


また、毒の成分は水によく溶けるため、木の下で雨宿りをして滴る水が肌に触れると激しい痛みに襲われてしまうそうです。



 

燃やしても脅威

そんな危険な樹は燃やした方が、、、と考える人もいると思います。




しかし、マンチニールを燃やすと毒の成分は煙となって襲ってきます。
煙によって失明したり、呼吸器にダメージを与えてきます。

 

 

これがマンチニールの恐ろしさなのです。

 

世界一危険な樹「マンチニール」。


幸い日本には生息していませんが、外国に行った際にはむやみに樹に触れない方がいいかもしれません。

 

 

◆Art Gallery Café 茶々華:https://chachaka-cafe.jp/

この記事を書いた人

今井 晴哉

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。

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