11月の祝日は?

11月の祝日は?

11月の祝日は3日(文化の日)と23日(勤労感謝の日)です。


祝日休みの人にとっては、カレンダーを見て予定を立てたりゆっくり過ごしたりと心待ちする楽しみな日ですね。


この記事では、3日の文化の日についてご紹介します。


祝日の由来について知ることで、今年の文化の日はいつもと違う視点を持って過ごしてみませんか?



文化の日について

文化の日は、1946年11月3日に日本国憲法が公布されたことに由来し、公布後の1948年に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」という日本国憲法の趣旨から制定された祝日です。


調べてみるまで、音楽や読書、伝統的な文化を楽しむ日だとすっかり思っていましたが、憲法の公布が関連していたり、自由と平和を愛するという願いが込められている日だということは、全く知りませんでした!


読者の皆さんはいかがでしょうか?

11月3日のその他の記念日は?

続いて、文化の日以外にはどんな記念日があるのかを調査してみました。


たくさんの記念日の中から、5つを厳選してご紹介します!

ハンカチーフの日

フランスの王妃マリー・アントワネットが、国内のハンカチはすべて正方形にするようにという布告を出したことから、彼女の誕生日(11月2日)に近い11月3日が「ハンカチーフの日」となりました。


彼女は自分だけが特別な形のハンカチを持ちたかったとされますが、正方形のハンカチは折りたたみやすく、持ち運びやすいと評判になり、世界中に広まりました。


私たちが使うハンカチの形はこんな経緯があったのですね。


みかんの日

「いいみかん」の語呂合わせから、11月3日と12月3日がみかんの日に制定されています。

冬を迎える前に旬を迎えるみかんは、美味しく多くの人が好きな果物です!ビタミンCも豊富なので、風邪予防としてこれからの季節にピッタリです。

サンドイッチの日

サンドイッチを考案した第4代サンドウィッチ伯爵ジョン・モンタギューの誕生日に由来しています。


ちなみに日本では、11月3日に加えて、3月13日もサンドイッチの日に制定されています。


3月13日は、数字の3の間に1を挟んでいることから「サンド・1(いち)」という語呂合わせが由来しているそうです!

いいお産の日

「いいお産」の語呂合わせから、母親の健康や安全な出産を推進する目的で制定されました。


母子の健康を守るために、お産について考える日として、多くの産科医療機関で啓発活動が行われているそうです。

パナマ、ドミニカ、ミクロネシアの独立記念日

11月3日は、パナマ(1903年)、ドミニカ(1844年)、そしてミクロネシア(1986年)の独立記念日です。


いずれの国も、それぞれの歴史と文化を大切にし、独立を祝う日となっています。

文化、そして少しだけ平和について考える

前述したように文化の日とは、音楽や読書・芸術に勤しむという意味ではなく、「平和と自由を愛し」ながら、文化をすすめる日でした。


つまり、平和を願いながら日本の文化発展を願う日なのです。


私個人としては、2024年は平和について考えるきっかけがいくつかありました。

連続テレビ小説「虎に翼」

4月から放送されたNHK連続ドラマ小説「虎に翼」は、日本史上初の女性弁護士三淵嘉子さんの実話に基づくストーリーでした。


そのドラマの中で、取り上げられた戦後の「原爆裁判」がきっかけの一つです。


この裁判は、終戦から10年たった1955年に広島と長崎の被爆者5人が国に対し、訴訟を起こした実話に基づいています。


原告側は、原爆投下が国際法違反だと主張し、賠償責任を国に求めました。


8年以上に及ぶ裁判の結果は、原告側が敗訴となりましたが、「原爆の投下」は国際法に違反するもので、国が支援するべきだという主張が込められていました。


1955年は戦争が終わり高度経済成長期に入ってくる時期です。


しかし、この裁判があったという事実を見ると、戦争が終わればすぐに平穏な生活が送れるかというと、そうでは決してないということがわかります。


原爆や空襲で家が焼かれて無くなり、食糧難に陥り、困窮している国民はまだまだいたのです。


この話に私と同じように視聴者の多くが驚いたと思いますし、平和に対する関心が改めて高まったといえます。


2024年のノーベル平和賞

もう一つが2024年のノーベル平和賞です。


日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が、「世界の核兵器廃絶実現に向けた努力と、核兵器が二度と使われてはならないことを本人たちの証言を通して示したこと」が評価され、受賞しました。


日本被団協は約70年にわたり、核兵器の廃絶を世界に訴える活動をしている団体で、核兵器の開発や保有などを法的に禁止する核兵器禁止条約の交渉では、この団体が中心となり約300万人分の署名を集めました。


このアクションが条約の採択の後押しとなり、2021年1月に条約が発効しました。


このような70年以上の取り組みが、この2024年に評価されたのです。


すぐに変わらなくても、声を上げ続けることの重要性や必要性をとても感じました。

おわりに

世界の各地では残酷と思える戦争や、多くの人々を不安にさせる兵器の開発や保有が絶えません。


また日本でも被ばく2世、3世の人が体調などの不安を抱えながら生活しており、戦争が終わった後も、戦争は続くのです。


それゆえ、自分たちが当たり前に過ごしている日常は、とても尊い平和であると感じざるを得ません。


さて、文化の日は、誰しもが安心して平和に楽しく、自由に暮らせることを大切に願う日です。


ささいなことでも構いません。


いつも支えてくれる職場の方や家族、大切にしている仕事道具など、いろいろな人や事にありがとうと伝えてみるなど、今年の祝日は日々の平和についてちょっとだけ考えてみませんか?





アート工房

◆アート工房:https://artcoubou-wedding.com/

この記事を書いた人

水木エリ

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 Webデザイナー』
笑うと目がなくなるタイプのWebデザイナー(見習い)
趣味は、散歩・読書・コジコジ。最近気になるものは、妖怪。特に河童。

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