美術館空間芸術の魅力とは?
最近、美術館に行ってみたいと度々考えている筆者ですが、皆さんは美術館へ足を運んだことはありますか?
わざわざ美術館になんて行かないよという人も少なくないのではないでしょうか?
そんな人のために今回は芸術の魅力についてご紹介していきます!
2つの芸術について
美術館の展示品もその中に含まれる"芸術"には大きく分けて空間芸術と時間芸術があり、美術館に展示されているのは主に前者の空間芸術になります。
空間芸術は絵画や彫刻、写真などが、時間芸術は音楽や映画、アニメ、ゲームなどが該当します。
皆さんは普段生活していてどちらの芸術によく触れていますか?
ほとんどの人は後者の時間芸術だと思います。
現代は圧倒的に時間芸術の時代です。
YouTubeを開けばいつでも好きな音楽を聴くことができ、アーティストによっては様々な工夫の凝らされたMVがあったりと。
昔は2つの芸術の消費のされ方に今ほどのさはなかったとされています。
ところがテクノロジーの発展により音声や映像の「記録」と「再生」ができるようになったことで世の中はすっかり時間芸術で溢れるようになりました。
情報の8~9割は視覚から!
人間が日々の生活の中で得ている情報のうち、8~9割は視覚から得ていると言われています。
時間の経過とともに起きる変化を表現するのが時間芸術であるのに対して、空間芸術はある瞬間における状態を表現するのが空間芸術です。
ただ絵画も彫刻、写真も、それらの作品は全く動くことがなく作品そのものが時間を消費することはありません。
つまり空間芸術の本質は「永遠」であるということです。
空間芸術はその瞬間、瞬間を表現しているのにもかかわらず、その本質は「永遠」という時間的持続の再現のないものを表現しているという点が空間芸術の面白いところなのではないかと筆者は勝手に考えています。
撮り方で変わる空間(作品)の変化
ここまで2つの芸術について語ってきましたが最後に実際に筆者が美術館で撮った2つの写真を紹介したいと思います。
どうでしょうか?
2つの写真は同じ彫刻を撮ったものですが受ける印象が全く違うと思います。
一瞬の空間の切り方でサイズすら異なって見える、永遠だからこそ彫刻そのものは変わらずともその瞬間の違い(写真の撮り方)でここまでの差がでます。
少しでも面白さが伝わったのであればぜひ皆さんも美術館に足を運んでみてください!