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2023 年 5 月 28 日公開

【ライター VS AI】ライターの仕事はAIに替わるのか

【ライター VS AI】ライターの仕事はAIに替わるのか

ChatGPTが世に出回って、自由にAIを利用した記事作成などができるようになりました。

インターネット内の当サイトのようなコンテンツは、ライターなどの人間が書いていますが、AIの完成度の高さに「ライターは必要ない」との声も多く上がっています。

 

そこで今回はAIがライターに替わることはあるのかを調べてみました。

 

 



ライターの仕事とは



筆者自身も文章のコンテンツでお金を稼いだ経験があります。

そういったコンテンツでの収益の発生のしかたは主に2種類あり、書くこと自体にお金をもらうことと、書いた記事を掲載している媒体の広告収益の2種類です。

 

私自身どちらでもお金を稼いだ経験がありますが、どちらも質の高いコンテンツを作成する必要があります。

 

ライティングは自分の経験などを自身の言葉で綴る方法と、知らない内容を調べてまとめて書く方法があり、どちらにしてもライティング自体は非常に時間のかかる作業で、アフィリエイトなどをしようとして始めた人も辞めていくことが多いです。

 

 


AIはどの程度できる?

ChatGPTは記事の作成なども可能です。

テーマを与えることである程度の内容の記事を作成することもできて、必要に応じて長くしたり、短くしたりすることもできます。

完成した文章は、日本語の違和感もほとんどなく、すごい進化だなと思ったほどです。

 

例としてAIの記事を掲載するので、読んでみてください。

「インターネットの歴史に関する記事を書いて」とお願いしてみました。

 

AIの記事 ーーーーーーーーーーーーーーーー

インターネットの歴史

1960年代、アメリカの防衛省が開発したARPANET(Advanced Research Projects Agency Network)が、現在のインターネットの原型となります。ARPANETは、複数のコンピュータを接続することで、情報の共有を可能にしました。

 

1980年代には、ARPANETをもとに、米国政府が開発したMILNETが民間利用に提供され、さらに1989年、ヨーロッパ物理学研究所(CERN)のティム・バーナーズ=リー氏が、World Wide Web(WWW)を発明しました。 wwwは、ハイパーテキストと呼ばれる形式を採用し、ウェブページとウェブサイトの普及を促しました。

 

1990年初頭には、インターネットの利用者数が急増し、ウェブサイトや電子メールなどのインターネットサービスが普及。コミュニケーション手段としても一般化し、世界中で利用されるようになりました。

1995年には、オンラインショッピングサイトのAmazon.comが、1998年には検索エンジンのGoogleが創業。

 

21世紀になると、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末の普及により、インターネットの利用頻度が増加。ソーシャルメディアなどのWEB2.0サービスが登場するなど、インターネットのニーズは多様化しています。

今後も5Gなどの技術革新により、インターネットの進化は止まることなく、ますます便利で使いやすいものになることが期待されています。

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本当に機械が書いたとは思えない質になっています。

 

 


すでに淘汰され始めたケースも



ChatGPTの台頭により海外では多くのライターが解雇されたというニュースが増えています。

すでに「ライター」は必要のない存在と認識している人も多くなってきています。

 

しかし、個人的にはライターの仕事自体は無くならないのではないかと考えています。

 

 


AIに置き換わらない理由

ライターの仕事が完全になくならない理由として考えられるものをあげてみます。

 

経験、体験や人間味を表現できない



ライティングコンテンツの中には、筆者の体験や経験を通しての感情を記載しているものもあります。

例えば、話題の店の料理を食べた、話題の商品を使ってみたなどです。

 

そういったコンテンツは現状AIでは作ることができないので、レビュー系や紹介系のコンテンツはAIに替わることはないと思います。

また、この人の言い回しが好き! などのようにその人ならではの文体や「この化粧品めっちゃいい!やばい!」などの感情を重視した訴求はAIには難しいので“その人”らしさを出すことで差別化が図れると思います。

 

最新情報の正確性

AIは時事問題、中でも最新の情報に対応していないケースが多いです。

 

新しい情報は持っていないので、最近流行しているものの記事や、新商品に関する情報などの記事は作ることができない場合があります。

 


専門性の正確性

AIは普遍的な内容に関する記事は得意としていますが、専門知識の問われるものは誤情報も多くあります。

 

大人気のYouTuberである東海オンエアについて聞いてみました。

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東海オンエアは、愛知県名古屋市を拠点に活動するYouTuberグループです。

代表のりょうさん、こうくん、てつや、しょうこさん、りょうすけの5人が中心となり、様々なコンテンツを制作しています。 代表的なコンテンツとしては「クイズ!東海オンエア」というクイズ形式の動画や、「罰ゲーム選手権」という定番企画、新しい企画「神様!東海オンエア」といった、多様なコンテンツにチャレンジしています。

東海地方の情報や文化にも注目し、シリーズ化された「東海の名前の由来」など、地元の情報を紹介する企画も人気があります。 2021年11月現在、登録者数は約200万人を抱えており、人気YouTuberグループの1つとなっています。

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拠点、メンバーの名前、人数、企画、登録者などすべてが違います。

 

このように正確じゃないことも多いので、知らない分野の記事を作成してもらった場合には、誤った情報を発信してしまう可能性が高いです。

 

個人的にはAIの記事作成は翻訳機能に似たものな気がします。

翻訳機能は、いまいち不自然な表現などが多くありますが、外国語を習ってない人にとっては完璧にできてるように感じると思います。

記事を書かない人からしたらすごい感じに見えても、調べていくと誤った情報なども多くあるので、利用の際は注意が必要です。

 

これらのことから、ライターの仕事がなくなることはないと思います。

しかし、一般的な内容を書くだけのSEO対策記事などには効果的だと思うので、経験などに関係のない記事を書くライターは必要ないかもしれません。

 


使い方次第で共存できる

ここまでAIのマイナス面を紹介してきましたが、かなり実用性がある技術であることは間違いありません。

むしろなんちゃってライターが増えるとも思います。

 

記事作成自体はAIがやった方が圧倒的に速いので、そこはAIがやった方がいいでしょう。しかし、その内容の正確性を確認したり、人間らしさをプラスしたりするのは人がやるしかありません。

ライターはAI記事を校正、加筆する仕事になると言えます。

 

また、一般的な事実を書くライターのような人は少なくなり、ブロガーのような人は減らないと思います。


 

 

 

 

◆KAYAMA文具:https://kayama-st.com/

この記事を書いた人

今井 晴哉

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。

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