冷蔵庫は各部屋で温度が違う！一番高いのは○○室

一家に一台は必ずある冷蔵庫。

その普及率はほぼ100％と言われており、生活するうえで必要不可欠な家電の一つです。

冷蔵庫にはいくつかの部屋があり、冷蔵室、野菜室、冷凍室などさまざまな空間があります。

実はその空間の温度が違うことを知っていますか？

今回は冷蔵庫の温度に関して紹介したいと思います。

冷蔵庫の部屋の種類

冷蔵庫には大きく分けて4種類の部屋があります。

冷蔵室、チルド室、冷凍室、野菜室です。他にも製氷室がありますが、基本的には冷凍室と同じです。

また、それ以外にもメーカーの独自機能を搭載している部屋があり、設定温度が違います。

パナソニックのパーシャルチルド室、三菱の氷点下ストッカーや切れちゃう瞬冷凍、日立の特鮮氷温ルームなどがあり、機能によって温度が違います。

各部屋の温度

冷蔵室

冷蔵室は約3～6℃が適正温度とされています。 冷蔵室は冷蔵庫の中で一番広い部屋となっていて、迷ったらそこに入れておけば間違いありません。

しかし、広くドアが大きいうえに、開閉回数も多い場所なので、傷みやすい生鮮食品は数日で悪くなってしまう可能性が高いです。

チルド室

チルド室は冷蔵室の一画にあるケースのような空間です。

温度はおよそ0～2℃前後となっており、通常の冷蔵室よりも温度が低くなっています。

チルドとは「冷却した」という意味で凍らないギリギリの温度に設定されていて、生鮮食品や加工食品などの傷みやすい食材を保存するのに適しています。

野菜室

野菜室は野菜を保存するための部屋です。野菜は冷えすぎるとよくないので、野菜室は比較的高い温度になっています。

適正温度は4～8℃で、冷蔵庫の中で一番温度が高い場所になります。

冷凍室

冷凍室は食材を凍らせることで長期保存をする部屋となっています。

温度は－18～－20℃で冷蔵庫の中で一番温度が低い場所です。

食材を1か月ほど保存できる場所になっているので、すぐに食べないものは冷凍室に保存するのがおすすめです。

メーカー独自の部屋の温度

ここからはメーカー独自の機能が何度の設定になっているのかを紹介します。

パナソニック　パーシャルチルド室

パナソニックのパーシャルチルド室は約－3℃となっており、微凍結という状態になって凍ります。 生鮮食品を1週間ほど保存できます。

凍ったまま切ることもできて、解凍せずに調理することができます。

三菱　氷点下ストッカー

三菱の大型の冷蔵庫のほとんどの機種に搭載されている機能で、－3～0℃を上下している部屋です。

パナソニックのパーシャルチルド室と同じ－3℃ですが、－3～0℃を上下しているので基本的に食材が凍りません。

魚が3～5日間、肉が1週間ほど保存が可能で、生のまま保存ができるので解凍せずに使うことができます。

また、マイナスに近い温度帯でも凍らないので、缶ビールやジュースなどを冷やすことで、通常の冷蔵庫で冷やすよりキンキンに冷やすことができます！

三菱　切れちゃう瞬冷凍

切れちゃう瞬冷凍は－7℃に設定されている部屋です。

－7℃は切れる程度の硬さなので、お肉などは解凍せずに切ることができます。

また、ソース類、カレーなどの食材はすくえる程度の硬さなので、食べる分だけを解凍することができます。

フルーツなどを冷やすとシャーベット状に冷凍されるので、夏のおやつにもピッタリです。

日立　特鮮氷温ルーム

特鮮氷温ルームは、日立の冷蔵庫についている機能です。三菱の氷点下ストッカーに似ていますが、－2～0℃に設定されています。

魚は約3日間、肉は約7日間保存することができます。

また、冷気が直接食材にかからない構造になっているため、乾燥しにくく、ラップ不要で保存が可能です。

ちなみに湿度はどのくらい？

ここまでさまざまな部屋の温度に関して紹介いたしましたが、冷蔵庫内の湿度はどのくらいなのでしょうか。

冷蔵庫は冷気が循環しているため、中はとても乾燥しやすいです。

冷蔵室などは平均で20～40％くらいです。

通常の冷蔵庫では、ラップをぜずに食材をしまうと乾燥してしまいます。野菜室は乾燥を防ぐ為、湿度が高くなっています。

東芝や日立の冷蔵庫は冷蔵室や野菜室の湿度が80％以上の機種や、95％の機種もあります。

今回は冷蔵庫の部屋の温度についてご紹介いたしました。

部屋やメーカーによっていろいろ設定が違うことは、知らなかった人も多いのではないでしょうか。

食材によってどんな温度帯が保存に適しているかが違うので、上手に使い分けることで食品ロスを減らしましょう！

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