2022 年 11 月 15 日公開

【今年は11/17解禁】ボジョレー・ヌーヴォーとは?

【今年は11/17解禁】ボジョレー・ヌーヴォーとは?

今年もボジョレー・ヌーヴォーの発売の時期が近づいてきました。


毎年11月の第3木曜日を解禁日と設定されているボジョレーヌーヴォー。


TVやスーパー、コンビニなどでよく目にする時期ではないかと思います。


今回は知ってるようで意外と知らないボジョレー・ヌーヴォーをご紹介したいと思います。





ボジョレー・ヌーヴォーって何?

毎年11月になるとスーパーやデパート、コンビニですらも予約受付のPOP広告を目にします。


「よくわからないけど、話題になっているから飲んでみよう!」


と、手に取る方も多いのではないでしょうか?


【1万円(税込)以上お買上で送料無料!!】京橋ワインがオススメする選りすぐりの《ワイン》


ボジョレーヌーヴォーが生まれた経緯

ボジョレーヌーヴォー(Beaujolais Nouveau)とは、フランス・ブルゴーニュ地方にある「ボジョレー地区」で造られた新酒のワインのことを指します。
「ヌーヴォー」は、フランス語で「新しい」という意味。


つまり、その年の9月頃から収穫された葡萄を使って造られた新しくフレッシュなワインを<ボジョレー・ヌーヴォー>と言われています。



もともとは、ボジョレー地区の地元の人々がブドウの収穫を祝って楽しむためのワインで、地元でしか流通していなかったそうです。
また、その年のブドウの出来をチェックするために造られる、試飲用のワインだったとも言われています。

どうして11月の第3木曜日が解禁日なの?

もともと、ボジョレー・ヌーヴォーはボジョレー地区の試飲用の地酒だったのですが、美味しいとの評判が少しずつ広まり、やがて世界中で愛飲される人気のワインとなりました。


実は人気に火がつき始めた当時は、現在のような解禁日が設けられていなかったのです。


そうなるとどこよりも早くボジョレー・ヌーヴォーを売り出そうと、ワイナリー同士の競争が激化しました。


販売開始を早めたいがために、熟成していない品質の悪いワインが数多く出回ることになってしまったのです。


この状況を憂えたフランス政府が、1967年にボジョレー・ヌーヴォーの解禁日をボジョレー地区で新酒が出来上がる頃の11月11日に設定したのです。



その後、11月15日に解禁日を移されることもあったのですが、解禁日の日付を固定してしまうと、解禁日が土曜日や日曜日に当たることもあったため。ワイナリーや流通業者、店舗などがお休みとなり、売上が落ちてしまったそうです。


そのため、曜日に左右されずスムーズに流通・販売出来るよう、11月の第3木曜日に設定したのが1985年のことです。


こうして11月の第3木曜日がボジョレー・ヌーヴォー解禁の日として定着し、現在に至っています。


他の市販ワインとの違いは?

ボジョレー・ヌーヴォーと、一般的な市販赤ワインの大きな違いは、醸造方法にあります。


通常、赤ワインに使用されるブドウは収穫後、実をつぶしてから発酵させます。



一方、ボジョレー・ヌーヴォーは「マセラシオン・カルボニック」という方法を用いて、ブドウを破砕せず、充満する二酸化炭素と一緒に皮ごとタンクに入れます。

タンクの下部にあるブドウを上から重ねられるブドウの重みで自然に潰れていき、発酵し始めていきます。


フレッシュな香りと、渋みが少ないのに濃い色合いを兼ね備えたワインが造られ、通常のワインより短期間で造ることができるのでその年に収穫した葡萄を用いたワイン<ボジョレー・ヌーヴォー>を11月に発売出来るのです。


日本での消費量が全生産量の約半分?!

ボジョレー地区限定の試飲用のワインから、世界中で販売され飲まれるようになったボジョレー・ヌーヴォー。


なんと全生産量のおよそ半分は、日本に輸出されているそうなのです。


なんで?



実は1980年代の日本では、渋みの強い赤ワインはあまり人気がなかったそうです。

ワインと言えば甘めの白ワインが主流だったそうです。


既にヨーロッパ各国に出回り人気を博していたボジョレー・ヌーヴォーが、1970年代に日本に上陸。

渋みが少なく飲みやすいボジョレー・ヌーヴォーは、新しいもの好きの日本の若者を中心にすぐに広まり、バブル期の日本で大ブームになったと言われています。


その後、1990年代後半の赤ワインブームでボジョレー・ヌーヴォーは、日本での地位を確立したのです。


2022年のボジョレー・ヌーヴォーの出来は?

毎年、「今年のボジョレー・ヌーヴォーは・・・」と言ったコメントを多く見ます。



結局、その年の葡萄の出来で左右されるワインはボジョレー地区の天候に大きく影響を受けます。


2022年のボジョレー地区は、例年よりも早い6月ごろから気温が上がって暑くなりはじめました。


乾燥が心配されていたものの、雨に恵まれ、生育に必要な量の水を確保できました。


2021年には霜害で大きなダメージを受けましたが、今年はそのような天候不順もなく、ブドウは順調に育っているそうです。


2022年の出来が気になる方、是非飲んで試してみてください!


2022年ボジョレー・ヌーヴォーはここで購入!

京橋ワイン



ワインの事なら京橋ワインリカーショップへ


ドメーヌ・デ・デュック・ボジョレー・プリムール・キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022


ドメーヌ・デュ・トラコ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2022 ノン・フィルトレ


ドミニク・ピロン・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2022フランス 赤ワイン 750ml 辛口


カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ベレール・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2022





◆ワインと料理十六夜の月:https://patronium.jp/

この記事を書いた人

矢部 峻一

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム 主任/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。

新着記事
関連記事