白レバーってどんな部位?

早いものでもう年の瀬ですね。
忘年会や新年会と飲みの場が多くなってくる季節ですが、ビールやハイボールに合う定番メニューといったらやはり!焼鳥ですよね。
私は飲み会ではとりあえず5本盛りとか頼んじゃうタイプなので焼き鳥のメニューを見がちなのですが、ちょくちょく「白レバー」という部位を見かけます。
食べてみるとトロっとしていて明らかに普通のレバーと食感が違うのですが、実際にどういう部位なのか知っている人は結構少ないのではないでしょうか。
ということで、今回は「白レバー」についてご紹介します!

そもそもレバーってどこの部位?
これは知っている人が多いと思います。
そうです。肝臓です。
牛、豚、鶏と料理によって使われる種類が違うようですが、タンパク質や鉄分が豊富なので最近では健康志向の方にひそかに人気みたいです。
色味は赤黒く、火を入れるとくすんだ灰色になり、一口噛むとドロっとした食感が特徴的ですよね。
では、白レバーとは何なのでしょうか。
白レバーはエサを食べすぎた鶏の脂肪肝のことを指し、牛や豚は白レバーにならないみたいです。
その白さは通常のレバーより多い脂肪分から来ているようで、あのトロっとした食感は脂が溶けているからってことですね。
レバー独特の臭みがないのも脂肪分の含有率が多いことが影響していると考えられます。

鶏レバーといえば、、、
白レバーの正体は鶏の脂肪肝。
鶏の脂肪肝といえば、世界三大珍味のフォアグラですよね。
フォアグラはガチョウやアヒルに大量に餌を与えて肥大化させた肝臓を指しますが、白レバーと同じ脂肪肝。
どちらも定義的には同じなのでごちゃっとなりますが、この二つの違いは製造方法にあります。
それは自然発生か人工的か。
フォアグラはガチョウやアヒルに計画的に飼料を与えて肝臓を肥やしていきますが、白レバーは偶然食べ過ぎちゃった鶏の肝臓のことを指します。
ゆえに、おそらく基本的にはフォアグラの方が脂肪分が多くなると思います。
大トロと中トロってところでしょうか。
食べるコストで考えると圧倒的に白レバーに軍配が上がるので、調理法次第では過程で手軽にフォアグラの味が楽しめるかも。
是非調べて作ってみてくださいね!

まとめ
今回は意外と知られていない白レバーについてまとめてみました。
なぜ白いのか。なぜ普通のレバーと食感が違うのか。
理由は脂肪分にありました。
身近な食材でもちょっとだけ名前が違う食材って結構ありますよね。
気になった方はほかの食材も調べてみてください。