シェアサイクルが流行している理由とは?

シェアサイクルが流行している理由とは?

「買う」より「借りる」時代といわれることが多いですが、最近では、さらに「共有する」時代へと進化しています。


例えば、自転車…


今までは買って家に所有していた自転車ですが、「レンタルサイクル」としても活用されるようになりました。


さらに最近では、街中にある駐輪所でアプリを使って簡単に自転車を共有できる「シェアサイクル」が流行しています。


皆さんもよく見かけるのではないでしょうか?


今回は自転車を共有する「シェアサイクル」のメリットに迫ります。



シェアサイクルとは



シェアサイクルのアプリをインストールすれば、街の中に複数配置された自転車の貸出・返却拠点(シェアサイクルポート)において、自転車を自由に借り、シェアサイクルポートであればどこでも返却できるシステムになっています。


日本では2005年ごろから全国各地で次々に社会実験や導入が進められてきました。


特に最近では都心を中心に導入都市数の伸びは著しい傾向にあります。


国土交通省の「シェアサイクルに関する現状と課題」によると、2016年時点の国内における本格導入都市が87都市であったのに対し、2019年3月時点において、225都市で導入されています。


約3年間で2.5倍近くまで増加しています。



シェアサイクルのメリット

では、そこまでシェアサイクルが発展してきたメリットは何なのでしょうか?

1.ポートがあれば貸出・返却が自由

レンタルサイクルは借りた場所に返却しなければならないですが、シェアサイクルは借りた場所と異なるシェアサイクルポートに返却することができます。


ここが今回の最も大きな違いになります。


アプリ上で出発地と目的地のシェアサイクルポートを確認し、空きがあれば貸出・返却可能となります。


つまり、サイクリング後、出発地まで戻らずにそのまま返却できるため、帰りは帰りは別の交通手段にする場合や旅行先で短時間だけ乗りたい場合など様々な選択を可能にしています。

2.お手頃価格

自転車を購入せずに手ごろな価格で利用でき、保管やメンテナンスの必要がないこともメリットの一つです。


シェアサイクルの自転車はほとんどが電動アシスト付です。


実際に電動アシスト付自転車を購入するとなると5万~10万円程度はかかると言われています。


毎日の利用目的、長時間利用、家から使用したい場合などは購入をしたほうが便利な場合ももちろんあります。


また、保管場所の確保やメンテナンスも必要になってきます。


しかし、シェアサイクルは分単位で換算し借りることができるため、短時間の使用目的に最適です。

3.24時間利用可能

「1.ポートがあれば貸出・返却が自由」でも述べたようにレンタサイクルは借りた場所に返却しなければならないため、営業時間内に返却しなければなりません。


しかし、シェアサイクルの場合、シェアサイクルポートは無人であり、アプリ上で管理しているため、24時間利用することができるのです。


そのため、時間を気にせずにサイクリングを楽しむことができます。



自転車を「買う」より「借りる」時代から「共有する」時代へ



このようにシェアサイクルを利用することへのメリットから、自転車を「共有する」ことが、より持続可能で経済的な選択として広く受け入れられているのです。


共有サービスは、都市のモビリティを改善し、持続可能な交通手段としての地位を確立しています。


例えば、導入した都市の多くは「観光戦略の推進」のほかに「公共交通機関の補完」「環境負荷の軽減」を掲げています。


シェアサイクルが公共交通手段の一つとして位置付けられていることがうかがえます。


ぜひ、皆さんも気軽に自転車を共有(シェアサイクル)してみてはいかがでしょうか?





◆有限会社浅田モーターサイクル:https://pitin2.com/

この記事を書いた人

梅田 まな

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 HPディレクターグループ』

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