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2021.06.03

長時間パソコンでの仕事は危険!?気を付けたい病気から対策まで

長時間パソコンでの仕事は危険!?気を付けたい病気から対策まで

一日中パソコンの前で座ることのリスクとは

一日中パソコンの前に座る生活を続けることに関して、衝撃的なデータが出ています。一日に6時間以上座る生活を長年続けていると、心臓病やがんなどの重大な疾患にかかる可能性が高まるという研究結果が、そのデータです。

座ることそのものが、人間の体に与える影響はとても大きく、一日に6時間以上座る生活を2週間続けるだけで血糖値は上がり、筋肉が衰えるなど、身体の機能が大きく低下します。また、身体の機能が大きく低下することから、寿命も数年縮まるというテータもあります。ほかにも、飛行機での長いフライトの間座りっぱなしでいることにより、血管の中に血栓ができ、最悪の場合は死に至る可能性も少なくありません。

一日中デスクワークでパソコンの前に座っている状態は、狭い飛行機のシートに長時間座ることと似ています。たとえ毎日エクササイズをして体を動かしていても、一日の中で座っている時間が長ければ、その影響は避けられません。


長時間パソコンと向き合う方の症状

ドライアイ

ドライアイは、目を守るバリアの役割をしている涙の量が減り、目の表面が傷つきやすくなる病気です。
ドライアイの原因として、コンタクトレンズ利用者の増加や、エアコンによる乾燥のほか、昨今ではパソコンなどの電子機器の使用が挙げられます。集中して画面を見るために、涙の分泌を促す「まばたき」の回数が減ってしまい、涙が出にくくなるためです。

VDT症候群

VDTとはVisual Display Terminalsの頭文字で、パソコンを始めとするコンピューターの出力装置の一部のこと。こうした機器を使用した作業全般のことを厚生労働省によると、「VDT作業」と呼ぶようです。つまり現代を生きる人々の多くは、少なからず日々VDT作業をしているというわけです。

今や身近な存在となったVDTですが、その急速な普及は私たちの生活を豊かにする一方で、働く環境や労働形態等についても大きな変化をもたらしました。こうしたVDT作業に長時間、長期間携わることで引き起こされる様々な身体的、精神的トラブルを日本予防医学協会によると「VDT症候群」と呼ぶとのこと。

誰にでも発症する可能性のあるこの「VDT症候群」ですが、具体的にどのような症状が見られるのかを次に挙げていきます。


眼の症状

ディスプレイの明暗や作業時の照明に応じて常に明るさやピントを調整し続けている私たちの眼。充血や痛み、眼精疲労はもちろん、かすみ目や物がぼやけて見える、まぶたのけいれん、視力の低下、ドライアイなどの症状がみられることがあります。

眼以外の身体の症状

デスクや椅子の高さ、ディスプレイやキーボードの位置などにより無理な姿勢が続くと、知らず知らずのうちに首や肩のこりが悪化したり、倦怠感、上半身の痛みを引き起こしたりします。慢性的になると手指や全身のしびれなど、より深刻な症状につながることもあります。

心の症状

デジタルディスプレイから発せられるブルーライトは、眼はもちろん、身体や心にまで負担をかけるとも言われています。これにより疲労感やイライラ、抑うつ症状、不眠、無気力状態などの症状がみられることもあります。(出典:ブルーライト研究会)





一日中パソコンを見るときの疲れ目対策

ここまで、一日中パソコンを見て生活することによる健康への悪影響や、パソコンを使用する仕事が原因で起こるとされる病気の症状について紹介しました。

会社員の約9割が仕事上パソコンを使用すると言われる現代では、パソコンの使用を辞めるわけにはいきません。しかし、ちょっとした工夫や心がけで、疲れ目を軽減させることは可能です。

疲れ目による体調不良が続けば、仕事の効率は下がります。しかし、疲れ目対策をすることで、健康維持が期待できるだけでなく、作業の効率化や成果のアップにもつながります。一日中パソコンを使用する仕事に就いている方は、これより紹介する対策をぜひ活用してください。


適度に休憩をはさむ

仕事効率が良く生産性の高い人たちは、必ず1時間に一度は休憩を取っているという調査結果が出ています。休憩はこまめに取るほうが良く、中には30分ごとに5分間休憩するほうが成果が上がるという実験結果もあるほどです。

長時間仕事をすれば作業効率が上がるという考えは、多くの方が陥りがちな落とし穴です。人間の集中力は長くは続かないため、ダラダラと効率の悪い仕事をしてしまうこととなります。それに対して、1時間ごとに休憩を取る方は、メリハリをつけて仕事をすることができるため、自ずと作業効率が良くなります。

また、長時間のパソコン作業で座ったままの方は、休憩時間に座るのをやめて立って歩くだけで、身体や脳の疲労は軽減されます。水分補給も大切なため、お茶やコーヒーを入れに行くことも良いでしょう。

ストレッチをする

パソコンを長時間使用することによる目の疲れは、近い距離を見続けることで起こります。人間の目は、同じ距離を見続けることで疲労を感じますが、中でも近い距離を見ることは、目の筋肉に負荷がかかります。そのため、近い距離を見続けることは、目の筋肉にとって非常な負担となります。

そこで、目の筋肉のストレッチをすることがおすすめです。1時間に1分程度行うと効果的です。目を閉じて眼球を左右や上下に動かしたり、ぐるぐる回したりします。また、可能であれば、窓の外や遠くの景色など、できるだけ遠くを眺めることも、目の疲労回復には有効です。もちろん、目薬をさすこともおすすめです。

また、目から来る首や肩などの疲れにも、ストレッチは効果があります。首を曲げたり、肩を軽く回したりするだけでも、かなり疲労は軽減されます。

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン

・眩しく感じないように、室内の照度は一定にする
・ディスプレイの位置に気をつける(反射しにくい位置に)
・ディスプレイとはおおむね40cm以上の視距離が確保できるようにする
・乾燥を防ぐ
・椅子に深く腰をかけて、足裏全体が床に接した姿勢をとる
・1時間に1回を目安に小休憩をとる(座りっぱなしにならない)

長時間パソコンに向かう生活を続けていると、体調不良になるだけでなく、寿命に関わるような健康を損なう場合も出てきます。そのため、普段から疲れ目を軽減させる工夫を行うことが大切です。
疲れ目は、1時間に1回以上の休憩を入れたり、アイケアグッズで目を温めたりすることで、軽減させることができます。

一日中パソコンを使用する仕事をしており、疲れ目で生産性が伸びないと悩んでいる方は、今回の記事を参考に疲れ目対策を活用し、作業効率をアップさせましょう。



この記事を書いた人

岩崎 晃大

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 / デザイナー』

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