minamachi

2022 年 1 月 2 日公開

【2022年】最近話題の「メタバース」ってなに?

【2022年】最近話題の「メタバース」ってなに?

メタバースとは?仮想空間でできること

オンラインに構築された3DCGの仮想空間。人々は世界中から思い思いのアバターで参加し、それをもう一つの「現実」として新たな生活を送る――そんな仮想空間のアイデアは、これまでさまざまなSF作品で描かれてきただけでなく、現実のサービスとしても提供されてきた。そして最近、こうした仮想空間への注目が再び高まっています。

メタバースの意味:「メタ(meta)」は「超越した」「高次の」という意味で、「バース」は「ユニバース(universe/宇宙)」を組み合わせた造語です。
インターネット上の仮想空間のことで、利用者が活動できる空間です。
Facebookが社名をMetaに変更したことで、今まで以上にメタバースという言葉が注目を集めるようになりました。メタバースとは簡単に言うと、インターネット上の仮想世界・仮想空間サービスの総称として使われる言葉です。

しかし、「VR・仮想空間でできることは?」「メタバースとはわかりやすくいうと、どういう意味?」「メリットやデメリットは?」と疑問に感じる方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、最近注目を集めているメタバースについて詳しく解説していきます。





メタバースの概念とは?

メタバースの意味とはインターネット上に構築された仮想空間であり、アバターと呼ばれる自分の分身を介してその世界(仮想空間)に入り、他の利用者とコミュニケーションをとることができます。
他にも買い物をできるようにサービスを展開している場合もあり、様々な活用方法が新しく生まれています。


既にゲームやイベント等が仮想空間の中で行われる場合もありますし、ビジネスとしてもバーチャル会議などで活用されています。
最近で注目されているのはMeta(Facebook)が立ち上げたHorizon Workroomsという新サービス。
他にもマイクロソフトがMicrosoft Teamsを拡張した新サービス「Mesh for Teams」を2022年に提供すると発表されています。


仮想空間メタバースでできること

サービスに応じてできることは変わってきますが、メタバースでできる代表例は以下の要素です。
・ゲーム:仮想空間でイベントに参加できるようになり、コミュニケーションを通じて没入感を得られやすくなった。
・ビジネス利用:バーチャルオフィスとして利用される場面も出てきており、在宅でも仮想空間を共有することで、社員同士のコミュニケーションを取りやすくする。


今まではゲームやイベントなどで活用される事が多かったメタバースに代表される仮想空間サービスですが、新型コロナウイルスが世界的に流行したことでテレワークが推奨されるようにったことで、ビジネスの場でも活用が進んでいます。
アバターを活用して同じ仮想空間でコミュニケーションをとることで、「ただオンラインで会議するだけ」よりも、業務上のコミュニケーションが取りやすくなる、といったメリットがあります。





メタバースのメリットとは?

代表的なメリットを挙げていきます。
(1)仮想世界でのイベントを体験することができます。
→コンサートや各種イベントなど、現場に行かなくてもオンライン上での参加ができる。

(2)ビジネスでの利用がしやすい。活用出来る場面が多い。
→コミュニケーションツールとして活用することで、テレワークでのデメリット(コミュニケーション不足になりやすい)を軽減することができます。

(3)発想次第で自由な空間を構築できるので、イベント利用などがしやすい。
→建築物/建造物などを用意しやすく、仮想空間上にコンサート会場やイベント会場を用意することで、参加しやすい環境を用意できる。

まだまだ発展途上ではありますが、進化の早い世界なので1年1年新しいサービスや機能が展開されていくでしょう。


メタバースのデメリットとは?

これはメタバースだけに限りませんが、仮想空間やオンラインサービス等に共通したデメリットがあります。
(1)依存性になる場合がある。
→オンラインゲームなどでも言われるデメリットですが、依存症には注意が必要です。特に子どものうちは自分自身で止めるタイミングをコントロールするのが難しいことがあるため、周りで使い方などを適切にサポートしていく事が求められます。

(2)現実世界でのコミュニケーション機会が減る。
→学校の仲間や友人たちとオンライン上で集合し、コミュニケーションをとるような場面は、珍しくないでしょう。ただ、そういった時間が長くなるほど、現実世界でのコミュニケーションが希薄になっていく場合があり、注意が必要です。


VR空間上でのコミュニケーションの活性化

仮想空間そのものをより充実させるような技術の進化。その中には当然、端末のハイスペック化やネットワークの高速・大容量化も含まれるが、特に重要なのは、近年急速に高度化しつつあるVR技術の活用です。

VR技術により、3DCGを単に平面のスクリーン上に表示させるだけでなく、専用ゴーグルを通じて仮想空間の中にいるような視覚体験や、コントローラーだけでなく身振りや手ぶり、顔の表情などを通じてアバターを自由に操作することが可能になりました。つまり仮想空間の中で、より自然なコミュニケーションを、より手軽に行えるようになっています。



コロナ禍により生じた「メタバース・バブル」

 3つ目の理由は、仮想空間サービス自体ではなく、それを取り巻く環境の変化である。COVID-19の影響で、現実空間で人々が集まるイベントは、軒並み中止や厳しい制限を付けた上での開催に追い込まれており、そんな中、現実に近いイベントをバーチャルで開催可能な空間として、メタバースが期待されています。

 メタバースを展開するプラットフォーム企業も、そうしたニーズに応えるようになっており、例えば「あつまれ どうぶつの森」でも、さまざまな企業や公的機関とのコラボレーション活動が実現している。またメタバース自体も、ゲームなど従来の用途以外にも使えるように機能面での進化が進んでおり、FacebookのHorizon Workroomsもその一つと言えます。



この記事を書いた人

岩崎 晃大

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 / デザイナー』

新着記事
関連記事