今から日本代表を目指せる!?オリンピック競技「近代五種」の魅力
先日閉幕した2024パリオリンピックで日本人初のメダル獲得となって話題の「近代五種」という競技をご存知でしょうか?
かつてタレントの武井壮さんが東京五輪を目指した事でも注目されました。
スポーツはあまり興味無いけれど「日本代表」には興味あるという方も多いのでは?
「近代五種」が日本代表に近いと言われる所以を紐解いていきます。
そもそも「近代五種」ってどうやって始まったの?
剣で戦い、泳ぎ、馬で駆け、銃を撃ち、走る。
古代オリンピックの五種競技(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・短距離走)に倣って、フランスで考案された1912年のオリンピックから100年以上も続く歴史ある競技で、 1936年以降オリンピック競技から外された事がありません。
フェンシング、水泳、馬術、射撃、ランニングを1日で行い、5種目のトータルポイントで順位が決まります。
フィジカル&メンタル共に総合的に高いスキルが求められるため、ヨーロッパでは根強い人気を誇り、“キング・オブ・スポーツ”と呼ばれる花形スポーツです。
競技ルールは?
フェンシング、水泳、馬術の合計点の得点差を算出。
最終種目のレザーランは上記得点差(1秒1点)でスタートし、フィニッシュした順番が最終順位となります。
以下種目詳細です。
1種目:フェンシング(エペ)
全身すべてが有効面となる「エペ」による1分間1本勝負で総当たり戦を行う。
勝率70%を250点とし、得点が増減する。
2種目:水泳(200メートル自由形)
200メートルを泳ぎ切る速さを競う。
2分30秒を250点とし、0.5秒につき1点(1秒につき2点)ずつ得点が増減する。
3種目:馬術(障害飛越)
抽選による貸与馬での障害飛越競技。
様々な障害物を飛越し、制限時間内にコースを走る。
この種目のみ、得点は300点満点からの減点方式で計算される。
2028年のロサンゼルスオリンピックより馬術は除外され、障害物レースに変更となります。
4種目:レザーラン(射撃5的+800メートル走を4回)
射撃とランニングを交互に4回行う。
レーザーピストルを使用して5的を50秒以内に撃ち終える射撃と800メートルのランニングを交互に4回行う。
なぜ、日本代表に近いと言われてるの?
①競争率が低いから
国内の競技人口はなんと50人?
競技人口約80万人言われるサッカーの0.05%、野球の人口約57万人の0.08%しかいません。
初回参戦で年代別優勝してしまうというような事もざらにあるとの事です。
②種目変更に伴い、新規参入しやすくなるから
2028年ロスオリンピックでは、馬術から「オブスタクル」に変更されることが決定。
オブスタクルは日本の民放番組でもお馴染みの「SASUKE」を基につくられた障害物競走。
次の五輪では直線の60~70メートルのコースに8個の障害を設けたコースが検討されているとそう。
参入障壁となっていた「馬術」が無くなる事で、参入しやすくなったと言われています。
最後に
まだまだ知名度が低く競技人口が驚異的に少ない近代五種。
過酷なスポーツではありますが、運動神経に自信のある方は、ぜひとも2028のオリンピックを目標に今から始めてみてはいかがでしょうか。
自分は運動苦手という方は、ご家族やお友達に勧めてみるという手もありますよ。
近代五種に関する詳細は公式サイトで確認してみて下さい。
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 総合サポート本部 / デザイナー兼コーダー』しじゅうの手習でWEB制作の道を歩み始めたデザイナー兼コーダーです。普段は海を泳いだり、自転車漕いだり、川沿い走ったりしてます。WEBサイトのコンバージョンアップも、スポーツのベスト更新も、突然空から降ってくる事はまずありません(降ってきて欲しいけど(*_*))何事も愛情を持って続ける事をモットーに頑張ります!