2021 年 11 月 17 日公開
将棋のタイトルについて
先日行われた竜王戦でプロ棋士の藤井聡太三冠が竜王のタイトルを奪取し注目されていたので、今回は将棋のタイトルについて紹介したいと思います。前述の通り藤井聡太棋士が豊島将之竜王を4勝0敗で下し、竜王のタイトルを獲得したことで19歳3カ月で史上最年少の4冠獲得になりました。
竜王戦ってどんなタイトル?
竜王戦は1987年に開始された棋戦で、竜王戦という名前は将棋で一番強い駒である竜王(飛車が成ったもの)からつけられました。
優勝賞金は4400万円でどのタイトルよりも賞金が高く、竜王と七番勝負をして、先に4勝した棋士が竜王位を獲得するのですが、竜王に挑戦するにはランキング戦・決勝トーナメントを勝ち上がる必要があり、挑戦権を獲ることもかなり難しいことなのです。
この七番勝負の持ち時間は一人8時間あり、日を跨ぐことも少なくありません。
将棋のタイトルって何があるの?
将棋には竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王の8つがあります。
タイトル戦によって持ち時間や対戦のルールが異なるのですが、その中でも竜王戦、名人戦は最も序列が高いタイトルとなります。
今回、竜王のタイトルを獲ったことで、藤井聡太棋士はこれで竜王・王位・棋聖・叡王の4つのタイトルを獲得したことになりました。これまでの最多は、(当時は叡王がなかったため)羽生善治棋士が1996年に全7タイトル全てを取った7冠が最高なので、この羽生棋士の記録にも近づけるのか今後も楽しみにしてます。
また、今年年度最後のタイトル戦となる王将戦も控えており、藤井聡太4冠のこのタイトル争いも目が離せないですね。