知ったかぶりしてない?結婚式のカタカナ用語の意味
新型コロナ禍も落ち着いてきて、日常生活がコロナ前にだんだん戻ってきて、コンサートやライブなど人の集まるイベントも徐々に再開し始めました。
最近、私の周りでも友人が何組も結婚式を挙げていました。
社会人になると結婚式に呼ばれる機会も増えてきますよね。
ですが、結婚式の常識、ちゃんと理解してますか?
結婚式の流れから食事のマナー、色々なカタカナ用語...ファーストバイトって何?
折角のお祝い事で恥ずかしい思いはしたくないですよね。
今回は都内の元ブライダルスタッフの私が「結婚式のいろは」を伝授します!
神前式、教会式、人前式など結婚式には様々な種類がありますが、今回は「教会式(チャペル式)」に焦点を当ててお話します。
結婚式のスタイル
ひとえに結婚式といっても格調高いものからアットホームなものなど様々な挙式スタイルがあります。予算や自分達の挙げたいイメージによってプランを立てていきます。
ゲストハウスウェディング
一軒家の邸宅で行う結婚式を指します。
海外の雰囲気をコンセプトに作られた会場も多く、非日常的な空間で式を上げることができます。
1990年代後半から流行しだしたこのゲストハウス型のウェディングスタイルは人気を集めています。
ホテルウェディング
ホテルウェディングとは、ホテル内のバンケットやチャペルを使って行う結婚式を意味します。
他のスタイルと比べて魅力的なポイントは、ホテルならではの充実した設備・環境です。
式場とホテル一体型なので親族が遠方に住んでいる方はそのままホテルに宿泊することができます。
また、ラウンジや駐車場、バリアフリー対策など設備も充実しているため、幅広い年齢層のゲストの招きやすさで優れています。
レストランウェディング
その名の通り、レストランを会場として使用する結婚式です。
他のスタイルほど堅苦しくなく、アットホームな雰囲気が特徴です。
自由度も高いので演出や余興で個性を出すにはぴったり。
また、レストランなので料理も本格的。味にこだわりたい方におすすめです。
リゾートウェディング
ハワイやバリ、あるいは沖縄などリゾート地で結婚式です。
映画のワンシーンのように海を眺めながら行う結婚式は誰もが一度は憧れるはず。
式の後はそのままハネムーン旅行が楽しめます。
結婚式の流れ
1.挙式
「挙式」は、神様や列席者に結婚の意志を誓う儀式です。
新婦がバージンロードを歩いて先に入場していた新郎のもとへ向かい、愛の誓いと指輪交換を行います。
2.披露宴
挙式の後に今までお世話になった人を招いて、ふたりの結婚をお披露目するパーティのことです。
フレンチフルコースを食べるのはこのタイミング。
3.二次会
披露宴で呼びきれなかった人も含めて行うパーティーのことこちらは披露宴よりもずっとフランクで新郎新婦と友人の距離が近く、盛り上がり重視のアットホームなパーティーです。
結婚式の大まかな流れはこのような形で執り行います
。友人の結婚式に二次会だけ呼ばれた、という方も多いのではないでしょうか?
挙式から二次会まで同じ式場で行うこともあれば、披露宴は家族だけ、挙式のみ行う、といったように様々な組み合わせができます。
次はそれぞれのシーンで使われるカタカナ用語を見ていきましょう!
挙式で耳にするカタカナ用語
Lv.1ヴェールダウン
挙式の直前に新婦のベールを新婦の母親や大切な方におろしてもらうセレモニーです。
実はこのヴェールダウンには魔除けの意味があります。昔ヨーロッパには結婚式の当日に花嫁が教会へ向かう途中に悪魔にさらわれるという古い迷信がありました。
そこで、母親が花嫁の顔にベールをかぶせ、悪魔に見つからないように教会へ向かったと言われています。
ベールには娘の(人生の)旅路を見守る母親の願いが込められているのです。
Lv.1バルーンリリース
挙式を結んでから新郎新婦とゲストが、一人ひとつずつ持った風船を一斉に空へ飛ばす演出を指します。一般的にはよく晴れたチャペルの外やテラスで行います。
この演出はただ盛り上げるためだけではなく、「新郎新婦、お二人の幸せが天まで届きますように」という意味が込められています。
Lv.2ライスシャワー
ライスシャワーとは結婚式を結び教会から出てきたばかりの新郎新婦に、お米をまるでシャワーのように振りかける一種の儀式です。
お米は豊作の象徴。ライスシャワーには子宝に恵まれますようにという意味が込められています。お米の他にも花びらを振りかける「フラワーシャワー」もあります。
こちらの方がなじみのある方が多いのでは?
Lv.3ブロッコリートス
実は新郎がブーケトトスの代わりにブロッコリーを投げ、男性ゲストがキャッチするという演出があります。
ブロッコリートスが行われるようになったのはごく最近のことで、日本や台湾などのアジア圏が発祥のようです。
ブーケトトスと聞くと女性限定のイメージが強いので、男性ゲストも参加できるのは素敵ですね!
披露宴でよく耳にするカタカナ用語
Lv.1ウェルカムスペース
挙式から披露宴が始まるまで待機するスペースのこと。
中で軽食やドリンクが用意されていて、休憩することができます。
ほとんどが会場と一体化していて、ウェルカムスペースからそのまま会場に入れるようになっています。
新郎新婦お手製のボードやガーランド、写真などで飾り付けをします。お二人のセンスが問われる部分です。
Lv.1ファーストバイト
ケーキ入刀をした後にお互いにケーキを食べさせ合う演出。
新郎からは「これから一生食べさせていきます」新婦からは「おいしいものを作ります」と言う気持ちを込めてという由来があります。
また、ファーストバイトの後にお世話になったご両親や家族に食べさせることもあります。
Lv.2ダーズンローズセレモニー
新郎から新婦へ12本のバラを贈り、ゲストの前でプロポーズをする演出のことです。
別名ブーケセレモニーとも呼ばれています。
式場によってはゲストのテーブルを回りながら卓上花を集めてブーケを完成させる、といったゲスト参加型の演出も行っています。
プロポーズに対してバラを1本新郎の胸ポケットに差して「Yes」と回答します。
コラム 意外と知らないテーブルマナー
カトラリー(ナイフとフォーク)は外側から使う、食事中にナイフやフォークを置くときは八の字、など断片的な知識を持っている方はいらっしゃると思います。
円卓で食事をする時に気を付けたいのがパン皿の位置。食事をする際は自分の左手にあるパン皿からパンを取るようにしましょう!
サービスマン時代、よくお客様が間違えていたのが隣のゲストのパンを食べてしまうことです。
披露宴のテーブルは丸いことが多いので、一人だけ反対のパン皿を使用すると、「自分のパンが無い!」といったことが起こります。
食事の際はお皿の配置などにも気を付けたいですね!
最後に
これまで様々な用語をご紹介しましたが、あなたはいくつ知っていましたか?
もちろんこれらの意味を知ってることでより結婚式への理解を深めることができますが、一番大切なのは新郎新婦を祝福する気持ちです。
参列した際は「おめでとう」の一言をお忘れなく♪