大人の趣味!気になる漆器制作

読書、映画鑑賞、最近流行りのサウナ・・・
皆さんも趣味はお持ちですか?
今回は大人だからこそ楽しめる趣味!「漆器制作」についてご紹介します。
これを機に新しい趣味を増やしてみるのはいかがでしょうか?
漆器とは?

「伝統工芸」の一つである「漆器」は「漆」というウルシの木の幹から生成される樹液(きうるし)を、木や紙に塗重ねて作られる工芸品です。
原材料であるウルシの木はアジアのみに生息しており、産出量は中国がもっとも多く、日本でも縄文時代より活用が確認されており、とても長い歴史を博します。
食器やタンス、車体など様々な用途で用いられ、日用品からきらびやかな美術工芸品まで多様な工芸品に使われます。
漆を表面に塗ることによって、漆工品はとても長持ちします。
制作過程
漆を加工された素地(きじ)に30~40ほどの工程を経て漆を表面に塗布していくことで漆器が完成します。
この工程は「漆工」と呼ばれ、それぞれに名称が存在し、生産地によっても異なる漆工が存在します。
細かい工程に関しては先に述べた漆工によって異なりますが、漆器が完成するまでは以下の流れにて進んでいきます。
①木地作り
素地となる木地を作ります。
作品にあった材料を選定した後に、丸や四角などの形に合わせて削りイメージした形になるまで削っていきます。
また木地の変形を防ぐために、ケヤキを一年以上かけて塗布していき、乾燥させる必要があります。
②下地塗り
きうるしを先ほど作成した木地に塗ります。
その後、砥の粉や地の粉と生漆を練り合せた錆を更に木地全体に塗っていきます。
塗料が乾燥したら面を研いで滑らかにします。
③中塗り
2回に分けて黒中漆をしっかりと塗っていき、上塗りを支える肉持ちの良い面を作ります。
④仕上げ塗り
漆器を拭いて綺麗にした後、ほこりがつかないように最新の注意を払いながら最後の工程として仕上げ、漆が完全に乾いたら完成です。
おすすめ!漆器制作の教室
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初めての方でも安心して楽しんでいただけるよう、木漆作家としても活躍するオーナーが丁寧に教えてくれます。
その他にもハンドドリップ教室を開催しております。
また、アートとカフェが共存した新しい空間にて、美味しい自家焙煎のコーヒーだけでなく、アーティストたちの作品も楽しむ事が出来ます。
新しい趣味を見つけたい方、漆器に興味のある方は是非一度訪れてみて下さい。
想いを漆に込めてあなただけの漆器を作ってみてはいかがでしょうか?