2022 年 11 月 11 日公開
そのどんぐりの名前、知っていますか?よく見るどんぐり4選

公園や道端などで見かけるどんぐり。
日本で見ることができるどんぐりは、日本固有種で22種もあると言われています。
どれも同じように見えますが、じつは大きさや形にそれぞれ特徴があります。
今回はその中でも特に身近でわかりやすいどんぐりを4種類、ご紹介したいと思います。
よく見るどんぐり4選
①マテバシイ(ブナ科マテバシイ属)

公園や街路樹としてよく利用される樹木です。
どんぐりが熟すまでに2年程度かかり、大きめで硬いどんぐりを落とします。
マテバシイは表面が少し白っぽいのも特長です。
「食べられるどんぐり」としても親しまれていて、
フライパンで炒ると栗のような味がするのだとか・・
小学生の時にこのどんぐりを使って「どんぐりクッキー」を作りましたが、
クセがなく、とてもおいしくいただけました。
②シラカシ(ブナ科コナラ属)

こちらも公園や街路樹としてよく利用される樹木です。
この樹木が落とすどんぐりのサイズは比較的ちいさく、丸みのある形と縦シマ模様が特徴です。
よく似たどんぐりに”アラカシ”という種類もありますが、
こちらは関西圏で見かけることが多く、どんぐりの先端がシラカシとは少し異なります。
③コナラ(ブナ科コナラ属)

雑木林や里山などでよく見かける樹木です。
マテバシイと同じく縦長などんぐりですが、コナラの方がスマートな形をしています。
見分けるときはどんぐりのおしりの部分を見てみてください。
コナラはおしりが平らですが、マテバシイはへこんでいます。
もし、シラカシと迷ってしまったときは
どんぐりのぼうし(殻斗)もチェックすると簡単に区別ができます。
コナラはウロコ模様、シラカシは横シマ模様のぼうしをかぶっています。
④クヌギ(ブナ科コナラ属)

こちらも雑木林や里山などでよく見かける樹木です。
クヌギのどんぐりも熟すまでに2年程度かかり、まん丸で大きくなるが特徴です。
どんぐりのぼうし(殻斗)はモジャモジャしていて、立派なぼうしをかぶっています。
よく似たどんぐりに”アベマキ”という種類があり、
どんぐりだけを見ても区別がほとんどつかないほど似ていますが、
クヌギの方がより球体に近い形をしています。
どんぐりを見つけたら要チェック!
夏よりも気温が下がり、スポーツもしやすくなるこの季節。
ウォーキングなどで外出される際は、ぜひどんぐりもチェックしてみてください!