簡単に見つけられる星座5選

秋になり、星座を観察するのにぴったりな季節になってきました。
星座は古代から人々にとって神秘的な存在で、星の並びに神様や動物の姿を見出し、神話や物語が生まれました。
また、星座は航海や農作業の目安としても使われ、古代人の知恵が宿っているといってもいいでしょう。
そこで、今回は簡単に見つけられる星座を5つ紹介します!
星座の種類
1. 北斗七星

北斗七星は、初心者でも簡単に見つけられる星の並びです。
北半球のほとんどの場所から一年中見ることができ、春から夏にかけて特に観察しやすい星座です。
北斗七星自体は「大熊座」の一部ですが、柄杓(ひしゃく)のような形をしていてとてもわかりやすいため、古くから道しるべとして親しまれてきました。
2. オリオン座

オリオン座は、冬の星空を象徴する星座のひとつで、星座初心者にも見つけやすい星座です!
冬の夜、南の空に輝くオリオン座は、特に1月から2月にかけて見つけやすくなります。
三つ星と呼ばれる三つの明るい星が一直線に並んでいるのが特徴です。
3. カシオペヤ座

カシオペヤ座は北の空で一年中観察できますが、秋から冬にかけて高く上り見やすくなる星座で、その特徴的な「W」や「M」の形から見つけやすいことで知られています。
カシオペア座は、ギリシャ神話のエチオピアの女王、カシオペアに由来する星座です。
カシオペアは、自分の美しさを自慢し、娘アンドロメダが海の精霊たちよりも美しいと言いふらしてしまいます。
このため、海の神ポセイドンが怒り、アンドロメダを海の怪物に生贄として差し出そうとします。
しかし、英雄ペルセウスが現れて海の怪物を倒し、アンドロメダを救います。
カシオペアは、娘を危険にさらした罰として、天に吊り上げられ夜空に置かれる運命を背負います。
カシオペア座の「W」や「M」の形は、カシオペアが椅子に座ったまま天を回り続け罰せられる姿を表しています。
4. さそり座

夏の夜空で最も目立つ星座のひとつが「さそり座」です。
南の空に広がり、大きくS字を描いたような形をしているので、夜空に慣れていない人でも見つけやすい星座です。
さそり座にある「アンタレス」という星は、鮮やかな赤色で輝いて目立つ星の一つです。
5. いて座

いて座は、夏の星空でさそり座のすぐ隣に位置する星座で、天の川が通るエリアにあります。
ティーポットのような形をしているのがポイントです。
天の川周辺にあるいて座の近くには、星雲や星団なども多く、双眼鏡を使うとさらに美しい星空を見ることができます。
最後に
今回は初心者でも見つけやすい星座についてご紹介しました。
星座を探すときには、明かりが少ない場所を選ぶと見やすいです。
また、スマホの星座アプリを使うと、夜空にかざすだけで今見ている星座を教えてくれるので便利です。
ぜひお気に入りの星座を見つけて、楽しんでください!
