2022 年 11 月 25 日公開
クリスマス=ケーキではない?世界各国でクリスマスに食べるスイーツ!
クリスマスに世界で食べられているスイーツは、日本とはちょっと違うことを皆さんご存知でしょうか?
日本でも最近はクリスマスケーキ以外のものも売られてきましたが!
そこで今回は、世界各国でクリスマスに食べられているスイーツをご紹介します!
フランス「ブッシュ・ド・ノエル」
日本でも人気が高いブッシュ・ド・ノエルは、木をイメージして作られたケーキです。
「ブッシュ」はフランス語で「木・丸太」を意味しています。
どうして木をイメージしたケーキを食べるのかには諸説あります。
最も有力なのはキリストが誕生した際、赤ちゃんの体が冷えるのを防ぐため夜通し暖炉に薪をくべて火を焚いたエピソードが元になっているようです。
ドイツ「シュトレン(シュトーレン)」
ドイツでは長期間保存できるケーキ、シュトレン(シュトーレン)がクリスマスの定番です。
発酵してつくる生地の中に、ドライフルーツを混ぜて焼きます。表面を砂糖でコーティングして甘くしてありますが、ケーキというよりもパンと感じる人も少なくありません。
クリスマスの1ヶ月前から毎週日曜日にスライスして食べていくのですが、クリスマスが近づくにつれてドライフルーツの風味が生地全体に広まるため、気分を盛り上げる効果もあるそうです。
イタリア「パネトーネ」
イタリアでは、ドイツのシュトレンに似た「パネトーネ」というケーキを食べます。
ドーム型のパンにレーズン、プラム、オレンジピールなどのドライフルーツが入っている甘くて柔らかいパンで、ミラノを中心に人気があります。
クリスマスシーズンのイタリアでしか食べられないため、旅行に行った際にはぜひ召し上がってみてください。
イギリス「クリスマスプディング」
「プディング」と聞くと日本人はどうしてもカスタードプリンのようなものを想像してしまいますが、全くの別物です。
ドライフルーツが入った蒸しパンのようなもので、焼き上がった後もクリスマスまで熟成しなければなりません。
中に指輪やコインなどの小物を混ぜ込んで焼き、クリスマスのゲームとして楽しむ風習もあります。
アメリカ「パイ」
基本的にアメリカではクリスマスにケーキを食べる習慣がありません。
七面鳥の丸焼きなど、肉料理を家族みんなで食べるのが一般的です。
しかし、ケーキではなくパイを食べることはあります。
アップルパイやパンプキンパイ、スイートポテトパイなど、好きな食材を使って作ったパイが各家庭で食べられています。
クリスマスケーキを食べる日は24日?それとも25日?
日本では12月25日に食べるのが一般的で海外では12月24日に食べるのが主流なのです!
「12月24日はクリスマスイブで、25日がクリスマス」と言われると、結局どちらでクリスマスケーキを食べたらいいのか分からなくなります。
各家庭によってクリスマスケーキを食べるタイミングは異なるようですが、どちらかというと25日に食べる家庭の方が多いようです。
日本ではクリスマスをキリスト教のお祭りとして扱いません。
単純に雰囲気を楽しむためにクリスマスを祝う人が圧倒的に多いです。
楽しむことを重視するのが日本のクリスマス文化なので、家族や仲間と過ごせるタイミングでケーキを食べましょう!
まとめ
世界各国のクリスマススイーツについてご紹介しました。
クリスマスに食べるスイーツにはさまざまなものがあり、それぞれの国の文化に根付いていることが分かります。
街全体がイルミネーションできらきらし、気分が盛り上がるクリスマスシーズン。
家族や恋人、友人たちとクリスマスケーキを囲んで幸せな時間を楽しみましょう!
【ちょっとした豆知識】日本で最初のクリスマスケーキ
今や日本のクリスマスには欠かせない存在となったクリスマスケーキですが、そのルーツは古く明治43年に初めて日本でクリスマスケーキが販売されたと言われています。
そして日本初のクリスマスケーキを作り、火付け役となったのが、ペコちゃんでお馴染みの菓子メーカー「不二家」です。
明治43年、クリスマス、プラムケーキにフォンダンのコーティングを施し、銀玉をつけたシンプルなケーキが売り出されました。
これが日本における元祖クリスマスケーキとなります。
後にショートケーキが売り出され、イチゴやチョコレート、砂糖細工のサンタクロースやツリーなどで華やかに飾りつけをしたクリスマスケーキを売り出し、これが全国へと広まっていったと言われています。