2023 年 4 月 7 日公開

ラムネってなに?「ラムネ」と「サイダー」の違いは入れものだけ?

ラムネってなに?「ラムネ」と「サイダー」の違いは入れものだけ?

夏の風物詩はいろいろなものが思い浮かびますが、飲みものといえば「ラムネ」と想像する方も多いのではないでしょうか。

甘い風味に爽快感のあるフルーツの香りと炭酸、、、

 

今回は「ラムネ」についての歴史や意外な事実を紹介していきます。

 




ラムネとは

ラムネとはレモン果汁に砂糖やシロップを混ぜて割った「レモネード」を玉詰め瓶と呼ばれる瓶に入れたものです。

 

ラムネの名前自体は「レモネード」が訛ったもので、イギリスから持ち込まれたものです。

 

ラムネの基準は「レモネード(サイダー)を玉詰め瓶に入れていること」であり、レモネードを普通のビンに入れた場合は「ラムネ」ではないようです。

 

 

お菓子の「ラムネ」


 

 

主に森永製菓などから発売されている錠菓の総称で、ラムネ飲料にあやかっているのではないかと言われています。

粉っぽいタイプと、噛み応えのあるタイプなど商品によって食感が違います。

 

文部科学省の日本食品標準成分表においては、一般には砂糖が主原料で、これに結合剤、果汁、ミント系フレーバー等を少量混合したものを、打錠機で圧縮成型したものと定義されています。

 

 

「ラムネ」と「サイダー」の違いは?


 

 

上記でも述べたように、ラムネの基準は「レモネード(サイダー)を玉詰め瓶に入れていること」で、玉詰め瓶に入っていないものは「サイダー」として呼称されます。

 

サントリーのお問い合わせページによると、もともと「サイダー」はりんご酒である「Cidre」が語源でりんご風味の王冠瓶入り、「ラムネ」はレモネードが訛ったもので、レモン風味で玉詰め瓶入りでした。

 

しかし時間が経つにつれて、風味の境界は曖昧になり、容器の区別のみで「ラムネ」かどうかが区別されるようになったようです。

 

 

懐かしいラムネ瓶のビー玉は「ラムネ玉」


 

 

そんなラムネの象徴でもある玉詰め瓶には、ビー玉が入っています。

通称「ラムネ玉」とも呼ばれ、充填した際の炭酸のガスで密閉しています。

 

2000年代からは洗浄のためにキャップが外せるようになり、ビー玉を取り出せるようになりました。

 

 

ラムネは中小企業しか作れない

ラムネの製造には大企業が参入できないという変わった法律があります。

「中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律」という法律で中小企業にのみ製造が認められています。

 

ちなみにこの法律ではほかに、豆腐や「チューペット」などのポリエチレン詰め清涼飲料、「シャンメリー」などが該当しています。

 

 

ということで今回は、「ラムネ」に関する紹介をいたしました。 知らなかったことも多かったのではないでしょうか。
この夏はラムネを見つけたら飲んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

◆岩井ガラス建窓:http://i-g-k.co.jp/

この記事を書いた人

今井 晴哉

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。

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