「バス」は実は略称?バスに関する豆知識
公共交通機関といえば、電車とバスが代表的ですよね。
地域によっては電車よりバスに乗ることの方が多い人もいるのではないでしょうか。
そんな当たり前に乗っているバスですが、知らないことがたくさんあります!
そもそも、「バス」という名称自体、略称なのです!
ということで今回は「バス」についての紹介をしていきたいと思います。
バスの歴史
バスの歴史は意外と古く、1622年にパリで創業した「乗合馬車」が起源になっています。
発案したのは「人間は考える葦である」という言葉で有名なパスカルです。
その当時から、あらかじめ決められた経路を時間通りに運行するという、現代のバスと同じように運用されていました。
その後1900年代には乗合自動車が現れて、馬車から車や鉄道に変化していきました。
バスの種類
ひとえにバスと言っても、さまざまなバスがあります。
乗合バス
もともとのバスの用途として利用されるのは、「乗合バス」で「公共バス」や「路線バス」とも言われています。
中でも高速道路を走って運行するバスは「高速バス」と言われて、都市間を結んで運行しています。
乗合バスは時刻表に従って運行し、決まったルートを結んでいます。
貸切バス
「貸切バス」は「観光バス」などとも呼び、特定の団体が前もって契約して使うバスで、その契約によってルートが決まっています。
バスに関する豆知識
バスは実は略称だった!
「バス」が実は略称だということを知らない人は多いのではないでしょうか。
もともとの「乗合馬車」だった時代に、馬車はお金持ちしか乗れませんでしたが、「乗合馬車」はすべての人が賃金を払うことで乗車ができました。
そこで「すべての人のために」という意味を持つ「オムニバス」という名称が1800年代に使われていたんです!
それが「バス」になったのです!
バスの長さは〇メートル
バスは多くの人が乗るために、一般車より大きな設計になっていますが、そのサイズはどのくらいなのでしょうか。
一般的な乗り合いバスの大きさは、全長が10~12m、全幅2.5mとなっています。
このサイズのバスは大型車と言われています。
中型車は全長9~11mくらい、全幅2.3mのバスで、少し小さくなります。 あまり乗客が多くない路線や狭い市街地を運行する場合などに使われます。
運転席横の通路などは少し狭くなっています。
日本で一番長いバスは?
現在運航しているバスで一番長いバスは、大型の路線バスや観光バスの12mが最大です。
というのも法律で、全長12m、幅2.5m越えの車両は日本では道路法の規定を超えるために公道を走行できないからです。
特殊車両として国道事務所などへの通行許可申請をすることで、運行することも可能ですが、許可が下りないことも多いので実際に運行することはあまりありません。
しかし、「連接バス」というものが運行されています。
連接バスは2つの車体を幌で繋げた構造となっており、全長は18mほど。
幌の構造により旋回性が高まり、日本でも使用されることが多くなってきました。
今回は「バス」の豆知識に関して紹介いたしました。
みなさんもバスに乗る機会に気になることを探してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。