2022 年 6 月 30 日公開

【2022年】お中元とお歳暮の由来と違いとは?

【2022年】お中元とお歳暮の由来と違いとは?

7月に入り「お中元」を送る時期ですが、そもそも「お中元」ってどんなものなのかご存じですか?


年末には「お歳暮」ってものもありますが、二つの違いは何なのか?


あまり由来や違いをご存じない方がいらっしゃると思います。


お中元とお歳暮は共に、お世話になった方へ日頃の感謝を伝えるために贈り物をする風習です。


贈る目的が同じであるため、お中元とお歳暮の違いがよく分からない方も多いことでしょう。


起源や金額の相場など、お中元とお歳暮には多くの違いがあります。


贈る時期も異なるため、両方贈るべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。


今回は「お中元」と「お歳暮」の由来と違いをご紹介致します。




お中元とお歳暮の由来

「お中元」の由来(起源)とは?

お中元は中国由来の文化です。


中国の暦では1月15日は「上元」、7月15日は「中元」、10月15日は「下元」というように3つに分けています。


中元に当たる7月15日は「贖罪※(しょくざい)の日」とされていました。


※贖罪・・・善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。


中国における「中元」は、日本で言う「盆」に当たります。


日本では中元の風習が仏教の風習と混ざることで贈り物を贈り合うものへと変化していき、現在では日頃お世話になっている方や上司など目上の方への感謝の気持ちを伝える習慣として、「お中元」が定着してきました。


「お歳暮」の由来(起源)とは?

一方、お歳暮については、日本古来の風習が起源と言われています。


もともとお歳暮は、年の暮れに行われる先祖を祀るための行事、「御霊祭」におけるお供え物として贈られていました。


その後、分家した人や嫁いだ人などが年の締めくくりに親族を中心に品物を贈っていましたが、時代とともに、日頃お世話になった方に一年の感謝を伝える贈り物をする行事として定着しました。


前述したようにお中元は夏場、お歳暮は年末に贈るものです。


感謝を伝える贈り物という点ではどちらも同じですが、お中元は上半期の、お歳暮は一年を通しての感謝を伝える贈り物とされているため、お歳暮のほうが重視される傾向にあります。


贈る時期はいつがいいの?

お中元とお歳暮は、贈る時期にも違いがあります。


それぞれ東日本と西日本など地域によって時期がずれるため、贈る際は相手の住む地域にも注意する必要があります。


お中元は一般的に、

  • 関東では7月初旬~7月15日まで
  • 関西では7月中旬~8月15日まで

に贈ります。


ただし北陸、九州、沖縄はお中元の時期が特殊なため、贈る際は注意しましょう。


お歳暮は、お正月事始めの日である12月13日から12月20日までに贈るのが一般的です。


お中元と同じく地域差があるため注意が必要です。


近年はお歳暮を贈る時期が早まってきており、11月末に贈る方もいらっしゃいます。


ただし、お正月用品として魚のような生鮮食品を贈る場合は、できるだけお正月に近い日に届くようにした方がよいでしょう。


いくらくらいの金額の物を贈る?

お中元は半年間の感謝を伝えて下半期の健康を祈るもので、お歳暮は1年間の感謝を伝える贈り物です。


そのため、お歳暮はお中元より相場が高く、2~3割高めの贈り物が選ばれる傾向にあります。


お中元の金額の相場は贈る相手によっても違いがあり、

  • 親戚や知人は3,000円程度
  • 仲人や上司は5,000円程度

と言われています。


特別お世話になっている方に対しては相場よりも若干高価な贈り物をされる方が多いです。


【2022年】おすすめお中元の贈り物5選

船橋屋 元祖くず餅

江戸から続く味「くず餅」

独特の食感、濃厚なきな粉、秘伝の黒蜜で味わう船橋屋伝統の味。2018年8月JR東日本おみやげグランプリにて1位の総合グランプリを受賞いたしました。 2018年8月TV番組 林修先生の日本ドリルにて先生のお勧め和菓子として紹介されました。450日熟成乳酸発酵した小麦のでんぷん質を1つ1つ丁寧に蒸し上げました。 船橋屋秘伝の黒糖蜜と粗く挽いた香ばしい黄な粉をかけてお召上がりください。

◆公式ホームページ:<https://www.funabashiya.jp/

京つけもの ニシダや

~伝え継がれた生活の知恵で野菜の優しい味を~

京都東山にて乾物屋を営んでいた初代安右衛門が京都大原名物の茄子のしば漬けをヒントにして、胡瓜主体のおらがむら漬けを開発し店先に並べたところ、大ヒット商品となり、乾物屋から漬物専門店へと昭和11年に創業。

◆公式ホームページ:https://nishidaya.com/

廣岡揮八郎の三田屋

~研ぎ澄まされた五感。天賦と経験と汗の結晶~

手燻「揮八郎ハム」は、職人である廣岡揮八郎が日々のハム造りの体験の中から見出した、独自の製法による「特別ハム」です。素材選びから、素材の味を10倍にも引き立たせるという「塩漬」の作業、そして熟成から燻煙へと、それらをひとりつきっきりで仕上げたのが手燻「揮八郎ハム」

◆公式ホームページ:https://kobesandaya.com/

京菓子處 鼓月

~京菓子の文化や伝統を融合~

鼓月は戦後間もなく、京の町で産声を上げました。老舗のお菓子屋がひしめく京都において、「新参者」であったことが、逆にしがらみや既成概念にとらわれない新しい和菓子を生み出すもとになったのです。「鼓月」という屋号は、「打てば響く鼓に想いを寄せ、その名あまねく中天に響き、月にも届け」という社業発展を願う意味が込められています。

◆公式ホームページ:https://kogetsu-ec.com/

今治産タオル TRUE TOWEL

~真面目で優しいものづくりから生まれた、真実のタオル~

大正10年今治の地にて創業の正岡タオルの製品は多くのハイクラス・ホテルが選び、愛用しています。高級ホテル向けに製造してきたタオル技術を結集させ【TRUE TOWEL(トゥルータオル)】を作り上げました。本物ならではのラグジュアリーさに加え、洗濯しても質感が変わりにくい上質な仕上がり、そしてやわらかさとやさしさをかねそなえたハイエンドタオルです。

◆公式ホームページ:https://true-towel.shop/

まとめ

「お中元」と「お歳暮」の由来や違い、なんとなくお分かりいただけましたか?


2021年の夏は東京オリンピックもあり、新型コロナウイルスの蔓延もまだ終息していないので、なかなか地元へ帰省出来ない方も多くいらっしゃると思います。

ご実家の親御さんへもなかなか会えない分、「お中元」を贈ってあげてもいいのかもしれませんね。



この記事を書いた人

矢部 峻一

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム 主任/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。

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