子どもでも大人でも、英語の勉強は必要?
世界での英語の利用率と、国内の現状
世界で最も使用されている言語である「英語」。
ビジネスの世界でも共通言語として使用されるケースが多く、「仕事で必要だから英語のスクールに通っている」という方も多くいらっしゃるかと思います。
事実、英語は第二言語として最も話されているという統計も取れており、その数も世界に20億人近くと言われています。
では、日本の英語力はどうなっているのでしょうか。
こちらのサイトでは英語力に関する100ヶ国と地域のランキングを調査しています。
https://www.ef.com/wwen/epi/
ランキングを見ると、なんと日本は55位(2020年1月現在)という驚きの順位にあります。
日本では2011年から文科省の学習指導要領が新しくなり、小学校での英語活動が必修になっただけでなく、2013年から高校での英語の授業は、原則として英語で行うことが義務づけられるようになりました。
子ども時代から英語に触れているという事実がありながらも、日本の英語力は依然として伸び悩んでいる状況です。
自動翻訳機があるから、英語の勉強は必要ない?
「でも、喋れなくたって自動翻訳があるでしょ」と思われた方もいらっしゃるではないでしょうか。
事実、AIや自動翻訳機の普及は凄まじく、最近ではテキストだけでなく、音声を自動的に翻訳してくれるツールも続々と開発されています。
精度が高いものも次々生まれてはいますが、それは基本的にテキスト翻訳の場合です。
2020年から英語教育が変化
学習指導要領の見直しにより、2020年から小・中学校での英語教育に改革がありました。
上述したように、小学5年生からだった英語教育が、小学3年生から始まることになりました。
年間35コマ設定されている「英語活動」の中では、英語の歌やイラストを用い、クイズなどで英語に親しむという目的があります。
そして高学年の小学5年生からは教科として成績のつく「英語教育」がスタート。より実践的な方法で英語を「聞く力」「話す力」を養っていきます。
このように、国を挙げて英語力を伸ばそうとしている動きが出てきています。
英語を勉強だと思うから大変
これは子どもでも大人でも同じことだとは思いますが、「英語は勉強」だと思えば思うほど辛くなっていくのではないでしょうか。
私たちが日常的に喋っている日本語と同様、英語も「コミュニケーションの手段」であるということ。
人によって英語を知っていく上での目的やモチベーションはことなりますが、それが好きな音楽や英語をより楽しむためでも、個人の人と喋れるようになりたいというものでも、やはり根底にあるのはコミュニケーションです。
自分に合ったスピードで出来ることが重要
これは英語に限らず、受験のための塾等でも同じことなのですが、やはり個人個人のスピードや理解力に合わせたカリキュラムがあるかないかは重要になってきます。
私自身も幼少期に団体指導と個別指導の塾の両方に通った経験がありますが、団体指導の塾では結局わからないことがそのままになってしまい、長くは続きませんでした。
子どもでもそうなのですから、大人になり仕事などでどうしても自由な時間がなくなってしまうため、より自分のたにどれだけ有意義な時間を過ごせるかは重要になってきます。