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2023 年 4 月 24 日公開

ミサイルの影響で「Jアラート」発出。そんな時はどうするべき?

ミサイルの影響で「Jアラート」発出。そんな時はどうするべき?

4月13日の朝、北海道に北朝鮮によるミサイルの関係でJアラートが発出されました。 Jアラートはそこまで頻繁に発出されるものでもないので、発出された際はどうしてらいいかわからない人も多いと思います。

 

今回この記事では、Jアラートとは何なのか、また、発出時はどうするべきかを紹介したいと思います。

 

 



Jアラートとは

Jアラートは「全国瞬時警報システム」と呼ばれ、防災行政無線やTV、ラジオ、スマートフォンなどを通じて国民に緊急情報を伝えるシステムです。

情報の内容は大きく「気象関連情報」と「有事関連情報」の2つに分かれ、全24種類の情報が送信されます。

 

緊急地震速報などの地震情報、津波情報、火山情報、気象情報、ミサイルやテロなどの有事関連情報があり、ものによっては防災行政無線などが自動的に起動されます。

 

 

Jアラートの仕組み



Jアラートはどんな仕組みで動いているのでしょうか。

緊急事態が発生した際は、気象関連では気象庁、ミサイルなど有事関連情報は内閣官房が情報を受け取ります。 その後、その情報は消防庁へ伝達され、全国の地方自治体に配信されます。

 

大津波警報や緊急地震速報、有事関連情報などは受信され次第、自動的に防災行政無線やラジオ、スマホなどが起動し、国民に伝達する仕組みとなっています。

 

 

Jアラート発出の時はどうする?


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Jアラートが発出された際は、基本的に個人による自己防衛が原則となります。

ミサイルの場合は屋内や地下への避難、津波などの場合は高台への避難など、内容によって行動すべきことが変わります。

 

今回はミサイル落下に関しての避難行動を、内閣官房 国民保護ポータルサイトの内容をもとに記載していきます。

 

Jアラートが配信されると

ミサイル飛来の場合は、その可能性を判断した際に第一報が配信されます。

その後、日本の領土・領海に落下する可能性がある場合に、避難を呼びかける続報が配信されます。

Jアラートが配信されると、対象の地域の防災行政無線のサイレンが鳴り、テレビやラジオ、スマートフォンなどには対象地域近郊にも情報が届きます。

 

Jアラートの配信内容例は以下の通りです。

 

「直ちに避難。直ちに避難。直ちに建物の中、または地下へ避難してください。 ミサイルが。〇〇時〇〇分頃、〇〇周辺に落下するものとみられます。直ちに避難してください。」

 

このような放送やメッセージが配信されます。

配信されている時点で、危険な状態ではあるので、避難をする方がいいでしょう。

 

非難すべき場所は?



“屋外にいる場合には、直ちに近くの建物の中、又は地下に避難してください。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守って下さい。 屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。” ーー内閣官房 国民保護ポータルサイト

との記載があります。

 

ミサイルが着弾した際に脅威となるのは、ミサイルそのものの攻撃力以外に「爆風」があります。

 

遠くで爆発があっても、爆風は数百メートル先まで到達します。

爆風を避けるのに一番適しているのは、地下なので地下鉄の駅や地下道などに逃げ込むのが一番です。

地下に入れない場合は、頑丈なビルなどに避難するのがいいでしょう。

 

ただ、爆風によってガラスが割れたり、建物が破損することもあるので、なるべく窓付近は避けた方がいいです。

 

また、自宅にいる際も、窓がある部屋ではなく、トイレやお風呂など四隅が壁で囲まれている場所に避難するのが有効です。

 

出典:弾道ミサイル落下時の行動 - 内閣官房 国民保護ポータルサイト

 

日頃から、地下施設の場所や、頑丈な建物を意識しておくことが、有事の際の行動に役立ちます。

詳しい内容を知りたい方は内閣官房 国民保護ポータルサイトを確認しましょう。

 

 


 

◆株式会社将和防災:http://showa-edogawa.com/

この記事を書いた人

今井 晴哉

『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。

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