2022 年 1 月 19 日公開

『大英図書館』の感動をついに日本でも!『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』

『大英図書館』の感動をついに日本でも!『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』

イギリス人作家「J・K・ローリング」が描くファンタジー小説「ハリー・ポッター」


彼女の生み出す魔法の世界に、子供も大人も関係なく、世界中が魅了されてきました。


そんな魔法の世界を垣間見ることができる『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』が、2021年12月18日から2022年3月27日まで、東京ステーションギャラリーにて開催されています。


「ハリー・ポッター」発祥の地であるイギリスの大英図書館が2017年に企画した展覧会“Harry Potter : A History of Magic”の国際巡回展が、2018年のアメリカ、ニューヨークに続き、ついに日本でも開催が決定!


今回はそんな大英図書館史上初の国際巡回展『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』の魅力を思う存分紹介します!





「ハリー・ポッター」のあらすじ

「赤ん坊のころに両親を亡くし、親戚の一家に冷遇されて孤独な日々を過ごしてきた少年ハリー・ポッターは、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされる。

ホグワーツ魔法魔術学校へ入学し、いままで知らなかった魔法界に触れ、亡き両親の知人をはじめとした多くの人々との出会いを通じて成長する。

そして、両親を殺害した闇の魔法使いヴォルデモート卿と自分との不思議な因縁を知り、対決していくこととなる。」

Wikipediaより

1990年6月のある日、当時無名の作家だったJ.K.ローリングが、マンチェスターからロンドンへ向かう列車の中で生まれた「ハリー・ポッター」

それから5年間で、計7冊に渡る長編小説として「ハリー・ポッター」シリーズが創りだされ、20年以上経った今日でも世界中で愛されています。

第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』Harry Potter and the Philosopher's Stone

第2巻『ハリー・ポッターと秘密の部屋』Harry Potter and the Chamber of Secrets

第3巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

第4巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』Harry Potter and the Goblet of Fire

第5巻『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』Harry Potter and the Order of the Phoenix

第6巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』Harry Potter and the Half-Blood Prince

第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』Harry Potter and the Deathly Hallows


『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』の魅力

原作に基づき、魔法魔術学校の科目に沿って、大英図書館の所蔵品を中心に、古くは4世紀にまで遡る貴重な資料の数々を展示します。



第1章「旅」

イギリスでの出版のきっかけとなった8歳の読者の感想文や、イラスト版「ハリー・ポッター」を描いたジム・ケイの原画をご覧いただきます。


第2章「魔法薬学」

魔術において、薬作りは欠かせない技術であり、化学や医学が発達していなかった時代には特に重要とされ、ホグワーツ魔法魔術学校においても必修科目でした。

薬は病気を治すだけでなく、人間の外見を変えたり、恋心を引き起こしたりすることもできると考えられていました。

本章では、薬に関わる古今の記録を紹介します。


第3章「錬金術」

錬金術とは、卑金属を人工的手段により貴金属に転換する術のこと。

「ハリー・ポッター」シリーズ第1作に登場する「賢者の石」は、永遠の命を与える「命の水」を生成することができると信じられ、中世ヨーロッパの錬金術師がその獲得に奮闘しました。

本章では、賢者の石の作り方が記された4メートルもある希少な巻物『リプリー・スクロール』や、歴史上、最も美麗な錬金術解説書と言われる書籍『太陽の輝き』などを展示します。


第4章「薬草学」

薬効を持つ植物は、古くから薬の原料として使用され、世界各地の書物に記録が残されてきました。

「ハリー・ポッター」シリーズにも、引き抜くと叫び声をあげる「マンドレイク」をはじめ「ヘレボルス」「ハナハッカ」などの薬草が魔法薬の材料として登場しますが、これらはいずれも実在する植物です。


第5章「呪文学」

「アロホモーラ(開け)」「ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)」など、魔法の力を持つ言葉は、「ハリー・ポッター」シリーズに欠かせません。

本章では、誰もが知っている呪文「アブラカダブラ」に初めて言及したとされる『医学の書』など、呪文に関する文献や、魔女に関するアイテムを紹介します。


第6章「天文学」

天文学はホグワーツ魔法魔術学校の必修科目。

古くから人は、星はこの先に起こりうる出来事を示すものと考え、天文学を発達させてきました。

ここでは天文学で用いられた天球儀や、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年にわたって取り組んできた科学的考察を書き綴った手稿などを展示します。


第7章「占い学」

「ハリー・ポッター」シリーズでは、「闇の帝王を倒す力を持つ男の子が7月の終わりに生まれる」という予言が、物語を通じて重要な役割を果たします。

本章で展示する資料からは、水晶占い、手相占い、タロットや茶葉占いなど、未来を予知するさまざまな占いが、世界の異なる地域で行われていたことが分かります。


第8章「闇の魔術に対する防衛術」

魔法は多くの文化において、悪の力に対抗するものとして使用されてきました。

例えば、ホグワーツ魔法魔術学校の授業でもスネイプ先生やルーピン先生が生徒たちに紹介した狼人間、河童といった闇の生物から身を守るものとして、魔除けのお守りや呪文などが生まれたのです。

本章では、これら忌み嫌われていた生物や、それに対抗する魔除けの方法を記した世界各地の資料を紹介します。


第9章「魔法生物飼育学」

中世の寓話集や近世の博物学の本などには、実在する動物と並んで、ユニコーン(一角獣)やフェニックス(不死鳥)、ドラゴンといった想像上の生物が描かれていました。

ライオンの胴体に人間の頭部と鳥の羽を持つスフィンクスのように、種が混ざり合った生物も見られます。

ホグワーツ魔法魔術学校においては、第3学年からの選択科目で、魔法動物の飼育に秀でた生徒は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主人公ニュート・スキャマンダーのように、魔法動物学者になる者もいました。


第10章「過去、現在、未来」

ここではさまざまな言語に翻訳された書籍や、大人になったハリーの姿を描いた舞台劇『ハリー・ポッターと呪いの子』の衣装を展示し、今も広がり続ける「ハリー・ポッター」の世界を紹介します。


『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』公式HPより


楽しめるのは東京だけ!

東京ステーションギャラリー(〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1)にて3月末まで開催されている『ハリー・ポッターと魔法の歴史展』

兵庫でも同じく開催されていたのですが、既に閉幕してしまったため、このチャンスを逃さないようにしてください!

限定グッズも多数販売されているので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。



この記事を書いた人

飯嶋 春香

『イートラスト株式会社 総合サポート本部 HPディレクターグループ』
イートラスト株式会社 2021年に新卒採用で入社。

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