2023 年 1 月 9 日公開
ビールは二種類に分けられる!?クラフトビールの魅力について

昨今流行りのクラフトビール。
「ピルスナー」「ペールエール」「IPA」「ヴァイツェン」「スタウト」など、沢山の種類がありますが、実はビールの種類とは大きく「ラガー」と「エール」の2つに分けられます。
それぞれの違いとは?
各ビールの特徴についてご紹介します。
「ラガー」と「エール」

ビールとは大きく分けて主に「ラガー」と「エール」の二つに分けられます。
これらの二つを分けているポイントは「発酵方法」にあります。
「ラガー」は「下面発酵」
「下面発酵」とは、中世以降に台頭した発酵方法です。
発酵が進むと酵母がタンクの下に集まることが由来です。
5度前後の低温で発酵し、発酵期間は7〜10日(熟成期間は約1ヶ月) とあり、比較的長期間発酵のために時間を有します。
19世紀以降のビールでは、「下面発酵」による「ラガー」が主流とされ、
のどごしが良く、すっきりとゴクゴクと飲めるラガーは世界的に普及していきました。
身近にある大手ビールメーカーのビールも、ほとんどが「ラガー」に属するスタイル(種類)の「ピルスナー」です。
「エール」は「上面発酵」
もう一つの「エール」は「上面発酵」にてつくられます。
「上面発酵」とは、発酵が進むにつれて、酵母が麦汁の上部に上がっていきます。
「ラガー」よりも歴史が古い「エール」は、イギリスやベルギーでは特に好まれています。
すっきりとして飲みやすい「ラガー」と比べて、しっかりとした味わいの「エール」には、
沢山のスタイル(種類)があります。
100種類以上のスタイル!?

「ラガー」と「エール」の中でも、さらに細かく分類すると合計100種類以上のスタイルと呼ばれる種類が有ります。
今回は代表的なスタイル3種類の特徴を紹介します。
ピルスナー(ラガー)
1842年にチェコで誕生したピルスナーは、世界中で飲まれるビールのうち、約7割を占めると言われています。
日本人にとっても親しみやすいビールの一つです。
【特徴】
- ・苦味などを抑えてすっきりとして飲みやすい
- ・黄金色
ペールエール(エール)
イギリス発祥の伝統的なビールです。
アメリカに渡った後には、「アメリカンペールエール」が誕生し、世界的に人気を博しました。
冷やしすぎずにすることで、華やかな香りをより楽しめます。
【特徴】
- ・モルトやホップの豊かな香り
IPA(Indian Pale Ale)(エール)
アイピーエーとは、インディアンペールエールの略称です。
18世紀末、インドがイギリスの植民地の際、インドにいるイギリス人にペールエールを輸送するためにつくられました。
船で運ぶ際に、傷まないようホップを大量に投入したことから、香りと苦みが強いです。
【特徴】
- ・香りと苦味が強く、アルコール度数が高め
- ・「インペリアルIPA」、「ダブルIPA」、「ニューイングランドIPA」、「コールドIPA」など更に種類が多岐に渡る
初めての方にオススメ!クラフトビールも楽しめるバー
川口駅の東口から歩いてすぐにある「Public House BREWGEAR」では、
ホテルバー出身のオーナーがこだわりのクラフトビールを提供しております。
ビールに合わせてグラスや注ぎ方を変えたり、ガス圧や温度管理、日々の洗浄を徹底して行っております。
取り扱っているビールの種類は仕入状況により異なるため、一期一会の出会いが楽しめます。
ビール以外にもカクテルやその他アルコールドリンクもございますので、
バーやクラフトビールが初めての方もおすすめです!
お好みのビールを見つけてみてはいかがですか?