一度は食べたい!鯨肉を楽しめる専門店「築地の鯨」
「鯨肉」と聞くと皆さんは何を考えますか?
私は小学校や中学校の給食で出ていた「鯨の竜田揚げ」を思い出します。
実は戦後から学校の給食として国民的に愛されてきた「鯨肉」
当時は捕鯨が推進されていたり、栄養豊富で低カロリー、そしてタンパク源も含まれているにも関わらず安価なため、庶民の食生活を支える食材の一つとしてされていました。
今回はそんな貴重な鯨肉が楽しめる「築地の鯨」を紹介させていただきます。
鯨肉の歴史
鯨はいつから食べられている?
海に囲まれる島国、日本では古くから鯨を食べる食文化が存在していました。
縄文時代には、浜に流れ着いた鯨たちを海の恵みとしてとらえられていました。
実際に縄文時代に存在した史跡からも、積極的に鯨を捕獲していたのではないかと考えられます。
飛鳥時代にあると、仏教の伝来によって肉食が一般的に禁止されたため、魚を食べる文化がより根付きました。
当時は鯨の肉も海で捕れる魚と同じとされていたため、貴重な食糧源とされ、江戸初期までは献上品などの祝い事にも鯨が使用されていたことが文献から読み取られます。
敗戦後の日本の食事をになっていたのもこの鯨です。
明治時代後期に日本に導入されたノルウェーの捕鯨技術により、鯨食の文化は常に庶民の食卓で当たり前とされてきました。
食糧不足だった敗戦後も、タンパク質を多く含み、栄養豊富でありながら安価な鯨肉はより身近なものとなりました。
1962年までは国民一人当たりの食肉供給量において鯨が牛、豚、鶏を上回っていたことからも、その影響力を感じることができます。
鯨肉について
部位
実は「鯨肉」と言っても、部位によって楽しみ方も味わいも異なります。
①さらし
「さらし」とは鯨のしっぽの皮に熱湯をかけて脂肪分を取り除いた後、冷水にさらしたものを指します。
プリッとした食感が特徴的な部位です。
②うねす
「うねす」は、鯨の下顎から腹にかけてある縦筋の部分です。
ベーコンにして食べるのがオススメの部位です。
③さえずり
「さえずり」は鯨の舌にあたる部位です。
”鯨は歌う”と言われたことから、この名前がついたそうです。
④赤身
肉の新鮮さによって味わいが異なる「赤身」
生姜醤油でさっぱりとお刺身として食べても、ユッケにして食べるのもおすすめです。
オススメ料理
①鯨カツ
給食でおなじみの「鯨カツ」
広い世代に愛される鯨カツはご飯のおともにぴったり!
②鯨ユッケ
赤身の肉を甘辛いタレに絡めた「鯨ユッケ」
酒の肴にも最適です。
③鯨ベーコン
風味と食感が特徴的な「鯨ベーコン」
老若男女美味しく食べることができます。
新鮮な鯨肉を楽しめる「築地の鯨」
魅力あふれる鯨肉を余すことなく楽しめる「築地の鯨」では、今回紹介した以外の部位も広く取り揃えております。
気に入った鯨肉はその場で購入することも出来ます。
また不定期ではありますが、全国の百貨店にて催事も行っております。
お近くの方はぜひ一度お立ち寄りください。