“新たな形へ”チームラボボーダレスが8月末で閉館

夏も始まり暑い時期。こんな時期は、涼しい場所を求めてしまいますよね。
涼しい場所といえば"室内"!室内で楽しめる場所といえば
"チームラボボーダレス"!
今回は2022年8月末で閉館してしまう"チームラボボーダレス"についてご紹介したいと思います。
"チームラボボーダレス"とは?
みなさんも一度は耳にし、足を運んだ方も多いかもしれません。実は、お台場にある森ビルとチームラボによる世界初の常設デジタルアートミュージアム“チームラボボーダレス”が2022年8月末で閉館してしまします。
チームラボボーダレスは2018年6月にパレットタウンにオープンし、敷地面積は1000平方センチメートルを誇り、5つのエリアに60以上の作品が展示されています。
- 1 Borderless World
- 2 運動の森
- 3 学ぶ!未来の遊園地
- 4 ランプの森
- 5 EN TEA HOUSE 幻花亭
立体的な「地図のないミュージアム」は、作品同士の境界を持たず、それぞれがコミュニケーションし、時に融合することが特徴です。
ほとんどの作品は観賞者が触れることで作品に変化を及ぼすインタラクティブな体験型のアートとなっています。
この新しいテーマパークの形は、多くの層から支持を受け、世界160以上の国と地域の人が訪れ、初年度の年間来館者数はゴッホ美術館(オランダ)を超える、約230万人を記録しました。
2019年の来館者数において「単一アート・グループとして世界で最も来館者が多い美術館」としてギネス世界記録にも認定されています。
チームラボボーダレスはなぜ人気なのか?

チームラボボーダレスの魅力はなんといっても、『圧倒的な世界観』です。
広大なデジタルアートは“没入感”があります。
チームラボボーダレスのコンセプトは「境界のないアートに身体ごと没入し、1万平米の複雑で立体的な世界をさまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に新しい世界を創り、発見していく」。
広大な面積で目の前に広がる美しいデジタルアートと音の協奏は体験する人を圧倒的な世界観に引きずり込みます。
筆者のおすすめ"Borderless World"

5つの世界観【エリア】のなかでも筆者のおすすめは、
Borderless WorldのWalk, Walk, Walk: 探し、遠ざかり、また 出会う / Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite
です。
「秩序がなくともピースは成り立つ」の肖像群が「無限の透明」の空間から出て、この作品ははじまります。
他の作品の境界を越境し、時には他の作品に影響を与えながら歩き続ける。
カエル?人?うさぎ?が透明な世界で行進をつづけます。
彼らはどこへ向かっているのでしょうか?
触れると向きを変え、絶え間なく動き続けます。
コンセプトは禅の言葉「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉。
作品の登場人物は、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続ける。
来場者もまた、作品世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していく。
もしくは、次々に歩いて来る各々の登場人物と対峙していく。
人生の人との出会いのようですね。
人は人と関わり、出会い、自分の目標や自身の行動を生涯を生きる中で変化させていまきます。
私はこの作品は迫力で圧倒され記憶にのこりましたが、チームレスボーダレスの作品は一つ一つに伝えたい思いがあり、体験型のテーマパークとしてだけでなく、作品のテーマを考えながら遊んでも楽しいかもしれないですね。
進化するチームラボボーダレス

お台場のチームラボボーダレスは2022年8月で閉館します。
しかし、終わりではありません。
2023年に新たなチームラボボーダレスが東京都心部で誕生します。
体験型、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。
2018年6月21日にオープンした後、1年間で約230万人が来館し、米国TIME誌の「World's Greatest Places 2019(世界で最も素晴らしい場所2019年度版)」にも選ばれた大変人気のあるミュージアム“チームラボボーダレス”はたして、どのような進化を遂げで戻ってくるのでしょうか?
みなさんもこれを機に一度、もう一度閉館前のチームラボボーダレスに足を運んでみてはいかがでしょうか?
参照:https://borderless.teamlab.art/jp/#theme1