2023 年 10 月 25 日公開

そもそも香水って何?歴史や種類をご紹介!

そもそも香水って何?歴史や種類をご紹介!

皆さんは「香水」と聞くと、どんな印象を持たれますか?


愛用されていらっしゃるかたやちょっと苦手という方も・・・。


子どもの頃は「香水」は大人が嗜むちょっとセクシーなモノという印象でした。


今回はそんな「香水」の歴史や種類をご紹介していきます。



そもそも「香水」とは?



香水とは、体や衣服につけて香りを楽しむための化粧品です。


香料をアルコールで溶解した溶液で、植物性・動物性の天然香料と合成香料を調合して作られます。


香料の濃度が高いほど長く持続し、低いほど香りが早く消えます。


香水は、体温によって温められることで揮発し、分子を空中に拡散させることで香ります。


そのため体温によって香り方も変わってくることがあります。

香水の歴史とは?



香水の歴史は、古代エジプト時代まで遡ります。


エジプトの貴族は、香りのする植物や花などの自然素材を油や脂肪と混ぜて香油を作っていました。


この香油は、宗教儀式や葬儀などの特別な場面で使用されていました。



香水は、10世紀頃にアルコールに複数の香料を溶かした芳香液体として誕生しました。


14世紀になると、アルコールと水を分離する蒸留技術が完成し、香水の製造方法が確立したと言われています。


16世紀末には、香料をアルコールに溶かした現在の香水やオー・ド・トワレのようなものが初めて作られました。


これは、フランスアンリ2世の夫人であったカトリーヌ・ド・メディチが、イタリアのフィレンツェからの輿入れの時に持ってきて、世に知られるようになったといわれています。


17世紀には、ドイツで世界初となる香水「ケルンの水」が誕生しました。


ケルンの水は、ベルガモットを基調に、ローズマリーやラベンダーなどのハーブを高濃度のアルコールに漬け込んで調合した香水です。


日本では、初めて香水が日本に入ってきたのは江戸時代だと言われています。


その当時日本に伝えられたのは香りのついた「バラ水=ローズウォーター」でした。


資生堂が「日本人による最初の本格的な香水」といわれる「花椿(はなつばき)」を1917(大正6)年に生み出しました。

香水の種類ってどのくらいあるの?



香水には、主にエタノール濃度と香りの持続時間で分類されるパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンの4種類があります。

パルファム

パルファムとは、香水の一種で、賦香率が15~40%の香水です。


香水の中でも最も濃度が高く、持続時間も6時間以上と最も長いのが特徴です。



パルファムは、フランス語で「香水」を意味します。


香りの元となるエキスやエッセンシャルオイルをアルコールで希釈して作られています。

オーデパルファム

オーデパルファム(オードパルファン)とは、香料の濃度が薄められた香水のことです。


賦香率(ふこうりつ)は10~15%で、香りの持続時間は5~10時間です。


オーデパルファムは、香りの強さや持続力を重視する人におすすめの香水です。


パルファンよりも濃度が薄いとはいえ、香りが深く、キープされやすい種類です。

オードトワレ

オードトワレは、オードパルファンとオーデコロンとの中間の濃度で、持続時間は3~4時間ほどです。


香水は、香料とアルコールと蒸留水で作られており、香料の濃度が高いほど長く持続し、低いほど香りが早く消えます。


オードトワレは、濃度も持続時間も程よく、デイリー使いに最も適した香水です。


カジュアルに付けられる上に、朝から付けても香りが強すぎないため、最も気兼ねなく使えるアイテムです。


オフィスにいる昼間などを快適に過ごしたいときにぴったりの香りです。

オーデコロン

オーデコロンは、香料の濃度が低いフレグランスアイテムです。


香水やオードトワレと比較して、香りの持続時間が短く(1~2時間程度)、香りも弱めなのが特徴です。


オーデコロンは、アルコールに天然香料や合成香料を調合して溶かしたもので、香料の含有量は2~5パーセントです。


香りは柑橘類を中心としたものが多かったですが、近年は草花、香辛料などの香りや、香水の香りを基調としたファンシーコロンと呼ばれるものが人気を呼んでいます。

正しい香水のつけ方とは



種類の説明をしたように、香水の種類によって濃度が違う為、付け方も変わってきます。

パルファム

濃厚で価格も少し上がります。


スプレータイプではなく、1滴だけ落とすといった使い方が主流です。


パルファンは日本ではあまり取り扱いがなく、購入できるお店が限られています。

オードトワレ

強めの香りがいい、何度も香水をつけたくない、持ち歩きたくないという人はオードパルファンを選ぶといいでしょう。

オーデパルファム

ほのかに香らせることができるので香水初心者におすすめのタイプです。


長い時間香りを持続したいという人は持ち歩き重ねづけが必要ですが、つけすぎると香りが強くなるので気をつけましょう。

オーデコロン

強い香りが苦手だけど香水にチャレンジしてみたいという人にもおすすめです。


寝る前に香りでリラックスしたいという人にも人気です。

まとめ

いかがでしたか?


リラックス効果がある香水を自分に合った使い方をして、生活に香りを足してみてはいかがですか?





◆株式会社トーシン:https://toshin-co.info/

この記事を書いた人

二階堂 麻矢

『イートラスト株式会社 営業本部 / CSグループ』

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