髭の剃り残しを抜くのはOK?NG?
髭を剃り残してしまったときに、毛抜きピンセットで抜いている人もいらっしゃるのでは?
剃り残しがあると気になりますし、会う人に悪い印象を与えてしまう恐れもあります。
そのため、剃り残した髭を処理したくなるのは当然といえます。
しかし処理する方法として、髭を抜くことが最適なのでしょうか。
ツルツルになるから止められない!髭を抜くメリット
髭を抜くことには複数のメリットがあります。
その中でも特に魅力的なのは、抜いた後の肌がツルツルできれいに見えることです。
その結果、爽やかな印象を与えるとか、若く見えることがよくあります。
それを実感すると気分も良くなるので、抜くのを辞められない人もいるのではないでしょうか。
抜いた後の手触りは滑らかで、剃り残しのようなザラザラした感触はありません。
抜くと髭自体がなくなるので、皮膚の表面に黒い点が見えることもないです。
皮膚の下にも髭は残らないので、広範囲にわたって抜いておけば青髭の状態になることを防げます。
青髭がなくなると、男くさい印象が薄れて清潔な雰囲気になるのが一般的です。
青髭がコンプレックスで人と会うのが苦手だった場合は、改善の効果を期待できるでしょう。
また毛根から抜いた場合は、新しい髭が伸びて肌の表面に出るまで時間がかかります。
そのため、いったん抜くとしばらくの間は処理をする必要がなくなります。
髭が伸びやすくて、悩んでいる男性にとってはメリットが大きいといえるでしょう。
多く抜いておけば、その分だけ当面の間は処理が楽になります。
髭を抜くデメリット
髭を抜くと肌トラブルにつながる可能性があります。
その原因として、抜くときに毛穴の内部が傷ついてしまうことが挙げられます。
その傷から雑菌が侵入して、炎症を起こして赤くなってしまうことがあるのです。
毛穴の中が化膿してしまい、ニキビのような状態になるケースも多いです。
また、毛穴の周辺の肌が黒ずんでしまうことも少なくありません。
傷つけたときに毛細血管が破れてしまい、血液に含まれるヘモグロビンが色素沈着を起こすことがあるからです。
肌の中に埋没毛ができやすいこともデメリットの一つです。
抜こうとして毛穴の中で切れてしまった髭は、肌の中に埋まった状態になる恐れがあります。
再び伸びはじめた髭が、肌の表面に上手く出られないケースです。
抜くときに傷ついた肌が、髭が伸びてくる前に再生した場合に起こりやすいです。
肌が毛穴を塞ぐ形で作られてしまうと、髭が真っ直ぐ伸びるのを遮ってしまうからです。
表に出られない髭は肌の中で伸び続けることになります。
そのような埋没毛は、新陳代謝によって体外に排出される場合もあります。
しかし肌の中を傷つけて大きな肌トラブルに発展するケースも珍しくありません。
それでも剃り残しが気になって抜きたい場合は?
デメリットがあると分かっていても、剃り残しが気になって抜きたくなることもあるでしょう。
もし抜くのであれば、なるべく肌に負担を与えないように注意する必要があります。
そのためには髭を抜きやすい状態にすることが重要です。
洗顔をして顔を清潔にしてから、髭が生えている部分に蒸しタオルを当てましょう。
髭がふやけるうえに毛穴も開くので、あまり力を入れなくても抜けるようになります。
髭を抜くときは根元を毛抜きやピンセットで掴んでください。
途中で切れないように注意しながら引っ張ります。
大切なのは、髭の流れに沿って抜くことです。
流れと逆方向に引っ張ると切れやすく、毛穴が傷ついてしまうことも多いです。
髭の周囲の肌を指で押さえて、ゆっくり引っ張りましょう。
毛を抜いたら、アフターケアを忘れてはいけません。
冷水を吸わせたコットンなどを使って、開いた状態の毛穴を引き締めましょう。
毛穴に雑菌が入るのを防ぐために、殺菌作用のある美容液などを使用することも大切です。
ただし刺激が強いものを使うのは避けたほうが良いでしょう。
髭を抜いた後の肌はデリケートなので、清潔な状態を保つように心がけてください。
まとめ
剃り残した髭が気になっても、安易に抜いてしまうのは良くありません。
髭を抜くことには肌をツルツルにするメリットがありますが、一方で肌トラブルを起こしやすいデメリットもあるからです。
そのため抜く必要がないように、剃り残しをなくすことが大切です。
肌との摩擦や髭の硬さやなどを考慮しながら、丁寧にシェービングを行ってください。
それでも剃り残しがあり、どうしても抜きたい場合は、肌に負担を与えないように気を付けましょう。
抜いている途中に、髭が切れないようにすることが重要です。
残った髭が埋没毛になると、炎症などの肌トラブルが起こりかねません。
剃り残した髭を抜いてきれいな肌になっても、肌トラブルが起こって汚くなってしまうと台無しです。
そのような事態を避けるため、肌のことを良く考えて処理や選択を慎重に行いましょう。
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 CS・テクニカルチーム 課長/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。