フィンランドでは義務教育が18歳まで⁉

皆様、フィンランドってどんな国かご存じですか?
あまり知らない方も多いのではないでしょうか?
では、「ムーミン」はご存じですか?!
そう、ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンは首都ヘルシンキ生まれでムーミンの世界はフィンランドから着想されたとも言われています。
また、世界幸福度ランキングでは2021年も首位(日本は56位)となり、4年連続首位と近年大きな注目を集めるフィンランドですが、フィンランドで実施されている教育も世界的に実に高い評価を得ています。
今回はそんなフィンランドの教育についてご紹介させていただきます。
そもそもフィンランドってどんな国?
フィンランドは「森と湖の国」と言われており、スカンディナビア半島の最も東の国です。
生活水準は高く、国連が発表する世界幸福度ランキングで2018年から4年連続で第1位を獲得。
社会保障制度が充実し、なかでも子育て支援が手厚い国です。
妊娠補助金、母親手当、父親手当、両親手当、児童手当のほか、ネウボラと呼ばれる地域の拠点では、妊娠期から就学前までの子どもと家族が、助産師や保健師の支援を受けられます。
また、女性の社会進出が進んだ国で、2019年に当時34歳のサンナ・マリンが世界最年少の首相になりました。
フィンランドの女性首相は彼女が3人目で、閣僚の半数以上を女性が占めるなど、政界で女性が活躍しています。
生活水準は高く、国連が発表する世界幸福度ランキングで2018年から4年連続で第1位を獲得。
社会保障制度が充実し、なかでも子育て支援が手厚い国です。
また、フィンランドは、教育の質が大変高く教育水準は世界トップと知られています。

フィンランドの教育スタイル
フィンランドの小中学校の1学年は、8月第2週目~翌年5月最終週まで。
小学校は1年生~6年生まで基本的にクラス替えがなく、担任の先生はずっと同じです。
日本の夏休みの定番と言えば、読書感想文、自由研究などがありましたが、フィンランドでは夏休みの宿題はありません。
修了式での先生の挨拶の際にも、夏休みは宿題をちゃんとやりなさいとか、早寝早起きをしてラジオ体操頑張りましょうね、ということは一言もなく、校長先生も担任の先生もみな口を揃えて「夏休みは勉強しないでたくさん遊んで、また新しい学年でたくさん勉強しましょう」と言うそうです。
フィンランドの教育環境の特徴
フィンランドは、教育の質が大変高く教育水準は世界トップと知られています。

そんなフィンランドの教育の特徴は「誰一人取り残さない」が合言葉の底上げ教育です。
そんな教育格差レスの国が2021年から乗り出したのが義務教育の延長です。
先進国の多くは義務教育終了が15~16歳ですが、フィンランドは従来の16歳から18歳へ引き上げました。
これまでも大学院まで授業料は無料でしたが、今後は18歳まで教科書や備品、学食の費用が全て無料に!
狙いはさらなる教育の平等、そして国民総「高スキル人材」の実現とのこと。
社会からの脱落や孤立化を防ぎ、労働市場でも「誰一人取り残さない」を目指しているフィンランドです。
まとめ
世界幸福度ランキング首位のフィンランドの教育環境についてご紹介していただきました。
こんな手厚い環境が与えられていることを知ると、世界幸福度ランキング首位なのも納得です。
今後もフィンランドは世界幸福度ランキング上位に位置していくことでしょう!
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 総合サポート本部 HPディレクターグループ』
イートラスト株式会社 2019年に新卒採用で入社。今年の目標はもっと視野を広くして色んな事に興味をもつこと!