Tシャツのoz(オンス)って何?

Tシャツのoz(オンス)って何?

これからの時期の必須ファッションアイテムといえば「Tシャツ」。


毎シーズン新しいデザインのTシャツが各ブランドから発売されます。


それぞれ好みのTシャツを毎シーズン最低1枚は買われるんではないでしょうか?


皆さんは何を基準に購入されますか?


値段?デザイン?カラー?プリント?


Tシャツを選んでいると「oz(オンス)」っていう表記を目にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。


あまり気にせず購入される方もいらっしゃるかとは思いますが、私は「oz(オンス)」もTシャツ選びの上で重要な選択肢に入ります。


今回はTシャツを選ぶ上での「oz(オンス)」とは何かご紹介していきたいと思います。


oz(オンス)とは?

多くの方が一度は見たことがあるオンス。


よく洋服に使われる単語ですが、その意味をご存じでしょうか?


オンスとは、1ヤード*(長さの単位)あたりの重量を示す単位のことです。


洋服では重さだけではなく、生地の厚さも表しています。


* 1ヤード = 0.9144メートル



私たち日本人にとっては、グラムやキログラムがなじみ深いですが、Tシャツの本場はアメリカ合衆国。


そのアメリカ合衆国では、オンスが一般的に使われていることから、日本でもoz(オンス)が使用されています。


グラムに換算すると、1オンスは28,3495g。


グラムで見ると数字が細かくなってしまいますが、オンスはシンプルに考えるのが一番!


「4オンスは生地は軽くて、7オンスは重くて厚い」、このように軽いか重いかで考えるだけでOKです。


例えていうなら、部屋の広さを表す「畳」と似たようなもの。


1畳当たりの広さが分からなくとも、5畳だと狭くて、12畳だと広めだと分かりますよね!


洋服のオンスは数字が小さいほど軽く、大きいほど重いと覚えておくだけでバッチリです。

Tシャツ選びではoz(オンス)に注目!

オンスの基礎が分かったところで、良いTシャツの条件とは何でしょうか?


デザインやシルエット、着心地、使用素材など出てくると思います。


もちろんどれも品質に影響を与えますが、忘れがちなのが生地の厚み。



一般的に薄い生地となるライトウェイトTシャツは、コストパフォーマンスが抜群!


最近では、薄手で着心地が非常に良いTシャツも販売されており、薄めのTシャツの方が劣っているというわけではありません。


対して、生地が厚いヘビーウェイトTシャツは、しっかりとした着心地と耐久性が自慢。


大切に扱えば、長年にわたって使えるアイテムとなるはずです。


ここからは、具体的なオンスの数字とその特徴を解説します。

生地の厚み:3〜4oz(オンス)


生地が薄く軽いのが特徴。値段がお手ごろなため、クラスTシャツやノベルティTシャツなどのイベントや配布用として活用いただくことが多いです。


コストパフォーマンスに優れた「お手頃Tシャツ」が4オンスとなっています。


ただ、生地が薄いから品質が悪いということはありません。


例えば、「ファインジャージーTシャツ」は4.7オンスと薄い生地の特徴を活かし、しっとりとしたモイスト感と抜群の柔らかさを実現できているのです!

生地の厚み:5〜7oz(オンス)


5オンスからはヘビーウェイトと呼ばれる厚めの生地となります。


繰り返しの使用に耐えられる強さがあり、日常着での活用におすすめ!


「定番Tシャツ」は、5.6オンスと十分な厚みが魅力です。


機能とデザインを求める方は、5オンス以上のTシャツを購入するといいでしょう。



さらに、6オンス以上のTシャツの多くは、プレミアムTシャツと呼ばれるほど高品質!


伸びない・縮まない・型崩れしないの3拍子が揃っています。


7オンス以上になると、特有のザラ感が出てきます。


無骨さが特徴で、長年着こんで自分好みのTシャツにしたい方におすすめです。


7.1オンスの「アメリカンTシャツ」はまさに、着こむほどに味が出るようになっています。

生地の厚み:8oz(オンス)以上


8オンス以上はTシャツで使われる機会は少なくなります。


主にスウェットやトレーナーなどの厚みが重要となる服に使われます。

厚みだけではなく、生地の源となる糸にも注目!

生地の厚みと同じくらい、使用されている糸も重要です。


糸は生地を作る素材であり、Tシャツの命ともいわれます。


実際に、同じ素材で作られた生地でも、使用された糸が異なるだけで仕上がりに大きな差がでるのです。


Tシャツに使われる糸は主に以下の3つ。

カード糸


一般的なTシャツに使われる糸です。


短い未熟な部分を多めに残しているため、色つやは少ないですが、涼感が出たラフな仕上がりになります。

コーマ糸


未熟な部分を15~20%取り除いた糸です。


長い繊維を均等に揃えているため、糸の強度は増し、ツヤのいい仕上がりとなります。

オープンエンド糸

一般的な糸と異なり、適度な空気を含んでいるため、生地にガサ感が出ます。


アメリカンTシャツなどの無骨なTシャツに使用されることが多いです。

おわりに

普段はoz(オンス)や糸に注目していなかった方でも、今日から素材や厚みにこだわったレベルの高いTシャツ選びができますね。


特にozは使用用途に応じた選び方をすれば、コストを抑えられれば、長年の相棒となるTシャツを見つけることも可能です。

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◆有限会社ユニバースデザイン:https://www.universe-hadano.com/

この記事を書いた人

矢部 峻一

『イートラスト株式会社 CS・テクニカルチーム 課長/ B-rise運営事務局 副局長』
飲食業界で現場・SV・マーケティングを経験し、2014年イートラスト株式会社へ入社。ディレクター業務・カスタマーサポート業務を経て、現在はSEOやホームページ運用全般を請け負う「テクニカルチーム」を立ち上げ、責任者を担う。飲食業界に携わっていたこともあり、サービス業様へのWebマーケティング・SEO/MEOで貢献していくため、日々新しい試みを模索している最中です。

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