心肺蘇生(CPR)の練習はあの「ペットボトル」がおすすめ??

万が一、人が倒れてしまったときに必要となる「心肺蘇生(CPR)」。
突然の心停止の後に、心肺蘇生が行われない場合、その救命率はわずか約4.7%と低く、年間では約7万人もの人が心停止で命を落としています。

心肺蘇生を行わなければいけない状況は、いつやってくるか分かりません。 半数以上の人が心肺蘇生の方法に自信がないとの調査結果もあり、多くの人が何も出来ないでいます。
いざというときに対応できるかは、練習しているかどうかで大きく変わってくるので、今回はその練習方法をご紹介いたします。
心肺蘇生の種類
心肺蘇生には3つの方法があります。
胸骨圧迫
人工呼吸
AED
の3つの方法です。
人工呼吸に関しては、抵抗のある方や、感染症対策などのために省略されるケースも多くハードルが高いので無理に行う必要がありません。

ただし、窒息や溺水などによる心停止の場合は人工呼吸をした方がいいです。
AEDに関しては本体に詳しい使い方が記載されていて、正しく使えるようになっていますし、どこにでもあるわけではないので省きます。
胸骨圧迫の練習方法に、まさかの、、、
胸骨圧迫、別名心臓マッサージは停止してしまった心臓を圧迫することで、血液を循環させて脳や心臓に酸素を送ることを目的としています。

救急車の到着まで心肺蘇生を続けることで、救命率は約2.5倍に上がります。
しかし、練習しようにも人間ではできませんし、人形もないと思います。
そこで用意するのが「サントリー 南アルプスの天然水」です。
厳密に言うとそのペットボトルです。

「南アルプスの天然水」のペットボトルは、跳ね返りなどが訓練で使用される人形や人体に近く、練習に代用できるそうなんです。
2Lペットボトルでは、水を1~1.1L入れたもので、550mlペットボトルは空の状態で使うことができます。
1分間に100~120回のペースで圧迫を行い、2分間続けます。
しっかりボトルをつぶしたうえで、そのペースを持続するのはかなり疲れますが、練習を重ねましょう。
一般社団法人ファストエイドのサイトにて、この練習方法が紹介されていますので、是非チェックしてみてください!
この記事を書いた人
『イートラスト株式会社 テクニカルチーム』
青森県出身。8年間、小売業界に従事しつつ趣味でライターとして活動。大手サイト(Yahoo!、朝日新聞社)の記事投稿やTokyoFMのラジオ出演の経験も。2022年にイートラストに入社。好きなものは家電、インディーズ音楽、動画編集。