なろうで大増殖。なぜ「悪役令嬢」が流行したのか？

いまや書籍化、アニメ化の原作になることが多い『小説家になろう』（https://syosetu.com/）。

「なろう系」と呼ばれ、一種のジャンルを築いている。

無料で投稿でき、無料で閲覧できるため、創作物が好きな人にはもってこいなサイトである。

小説家になろうで有名なのが、書籍化、アニメ化、映画化が行われた「転生したらスライムだった件」をはじめとする”異世界転生もの”であるが、”悪役令嬢”にスポットライトを当てた作品が大増殖している。

今回はなろうで大増殖した「悪役令嬢」について紐解いていきたいと思います。

そもそも”悪役令嬢”とは？

中世ヨーロッパ風の世界観に、貴族社会の中でそれなりの地位がある父親を持つ、外見は美しいが性格に難ありの令嬢が、見目麗しい王子や上流階級の男性から好意を寄せられている別の令嬢（下層階級が多い）に対し自己の優越性を前面に出し嫌がらせを行い、最終的に破滅するという筋書きの設定を盛り込まれたテンプレート的な存在を指す。

設定としては、ただの”悪役令嬢”ではなく、乙女ゲームの世界に転生したら悪役令嬢だった。

破滅（国外追放or処刑）を免れるために頑張ったらなぜか破滅するどころか攻略対象から好かれてしまった。

というのがこれまた一種の定番ストーリーとして存在している。

「なろう系」を語るに外せない”異世界転生”と”悪役令嬢”を組み合わせた作品は数多く存在する。

意外性が物語の魅力

”悪役令嬢”ものでは、悪役令嬢こそが主人公であるわけだが、「乙女ゲームの世界に転生してしまった」という背景を持つ以上、悪役令嬢はわき役で、あくまでも周りから好かれるヒロインが主人公であるという設定が”悪役令嬢”の中にあるため、純粋な王道ヒロインもののストーリーでありながらも、事前に設けられた設定により、意外性を演出している。

”悪役令嬢”ものの作品の中には、転生者が悪役令嬢だけではなく、ヒロインも転生者でそのヒロインは自分がヒロインであるがゆえに逆ハーレムを目指し、あざとい行動と「好かれるに決まっている」精神で逆に嫌われるというのもテンプレートになっている。

アニメ化された悪役令嬢物語

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・

URL：https://hamehura-anime.com/

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

URL：https://akulas-pr.com/

是非、三連休の最終日に涼しいお部屋でご覧になってみてはいかがですか？

◆Orangesデリカキッチンwithゆうゆう：https://orangesdelicakitchen.com/