雨の中でしか出会えない幻の花って?!

みなさんは雨に濡れると透明になる「サンカヨウ」という花を知っていますか?
世界的にもかなり珍しく日常生活ではまず見ることのない花なので、今回はそんな「サンカヨウ」についてご紹介していきます!

サンカヨウってどんな花?
まずサンカヨウはバラ科に属する常緑高木で日本原産の果樹になります。
常緑高木とはあの「となりのトトロ」でおなじみクスノキがなどが属する一年中緑の葉をつける木で樹高が高いものを常緑高木と呼ぶそうです。
サンカヨウは主に山地の湿原に生える多年草であるため日常生活でみることはほとんどできません。
春に白い花を多数つけ夏から秋にかけて実をつけるのですがなんとこの実、食べることができるそうで甘みと酸味のバランスがいい美味しい果実になるそうです!
見た目は少しブルーベリーみたいですね。


どうして花びらが透明になるのか?
乾いているときのサンカヨウの花は白く見えるため白い花としてよく紹介されますが、実は花びらが元々白いわけではなく、花びらの細胞の隙間に光が入り散乱することで、白く見えていると言われています。
一番身近な例としてあげると食器などを覆うサランラップは普段透明ですが、クシャクシャと丸めると白っぽく見えます。
そしてその丸まったラップを水に入れると透明に見える、という現象が一番わかり易いかもしれませんね!

幻の透明な花を探しに山に行こう!
サンカヨウは神秘的で美しい透明の花ではありますが見るためにはタイミングと運が必要だと言われています。
雨上がりに山歩きをする予定がある人はもしかしたら、運良く透明なサンカヨウにお目にかかることができるかもしれませんね!

